『サザエさん』マスオ役の声優・増岡弘さん、きょうで卒業へ 感謝や労いの声相次ぐ

マスオさんの声が変更へ...。増岡弘さん、優しく朗らかなマスオさんの声をありがとうございました。
宮城県の観光キャンペーンイベントの1コマ。(2019年05月15日撮影)
宮城県の観光キャンペーンイベントの1コマ。(2019年05月15日撮影)
時事通信社

2019年10月に放送50周年を迎えるアニメ『サザエさん』。「マスオさん」ことフグ田マスオ役の声として、約40年にわたって番組を支えてきた声優の増岡弘さんが、8月18日(日)の放送で卒業を迎える。

後任は田中秀幸さん。翌25日の放送から三代目マスオさんにバトンタッチする。

最後の出演となる放送回は、「浮かれるひとたち」「あこがれの別荘」「叱られたいワカメ」の3本立て。午後6時半から午後7時まで放送される。

高齢のため番組卒業へ

フジテレビの発表によると、増岡さん本人より高齢のため番組卒業の申し出があったという。増岡さんは1978年6月11日の放送からマスオさんの声を務めてきた。

プロデューサーの渡辺恒也さんは、「マスオさん役を演じ続けてくださった増岡さんに、心から感謝申し上げます。いつも穏やかで優しいマスオさん像を作り上げてくださって、本当にありがとうございました」とコメントしている。

ジャムおじさんもバトンタッチ。感謝の声あふれる

増岡さんは、「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさん役も約30年間にわたって担当していた。8月9日に最後の出演を迎え、16日の放送で山寺宏一さんにバトンタッチした。

「アンパンマン」の映画版公式Twitterは、9日の番組放送後、「30年以上の長きに渡り『それいけ!アンパンマン』を支えていただき、本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

優しく朗らかな声で、マスオさんとジャムおじさんを長きにわたって支えてきた増岡弘さん。ネット上には、増岡さんへの感謝を伝える声や、労いのコメントがあふれている。

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