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2020年02月13日 10時19分 JST

ソフトバンクG、129億円赤字 孫氏「潮目変わった」

ファンド事業の赤字が携帯電話などの黒字を食いつぶしている状況です。

ソフトバンクG、129億円赤字 孫氏「潮目変わった」

 ソフトバンクグループ(SBG)が12日発表した2019年4~12月期決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比1・1%減の7兆898億円、本業のもうけを示す営業損益が129億円の赤字だった。9月中間期(4~9月)には米シェアオフィス「ウィーワーク」の企業価値の急落で155億円の営業損失を計上し、15年ぶりの赤字となったが、その後もファンド事業は苦戦が続き、赤字から抜け出せていない。

 ソフトバンクの携帯電話事業は好調だが、新興企業など約90社に投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」の投資先企業の価値が低迷。ファンド事業の赤字が携帯電話などの黒字を食いつぶしている。

 ファンド事業は9月中間期では約5700億円の営業赤字。この4~12月期は営業赤字が7977億円で、赤字幅がさらに拡大した。ウィーワークの巨額損失や米配車大手ウーバー・テクノロジーズの株価下落が依然として響いている。ウィーワークの立て直しについて孫正義会長兼社長は決算説明会で「いままでの経営にずさんな問題があったが新たな経営陣が新規5カ年計画を策定した」と説明した。

 ファンド事業の赤字は、かつて投資した中国IT大手アリババが補った。アリババの香港市場上場に伴う新株発行などで、純利益は4765億円の黒字を確保できた。それでも前年同期より約7割も減った。

 減収減益という結果だが、孫氏は「保有株式の価値は増えている。SBGは事業会社ではなく投資会社なので、営業利益や売り上げは忘れていい数字だ」などと持論を述べた。

 また、傘下の米携帯電話4位のスプリントと、同3位のTモバイルUSの合併差し止め訴訟で勝訴したことを報告。「大きく前進し、合併の最終段階に入った」と話し、「(業績も)潮目が変わった」と強調した。

(朝日新聞デジタル 2020年02月12日 23時19分)

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