「違いは強みになる」アイスダンスの日系兄妹ペア、オリンピックで家族への思いを語る

9歳と12歳だった僕たちは、自分たちを"違う"と考えませんでした。

平昌オリンピック・フィギュアスケート団体戦で、銅メダルに輝いたアメリカのアイスダンスペア、アレックス・シブタニ(26歳)とマイア・シブタニ(23歳)兄妹。

ふたりの息のぴったりあった演技に、会場からは大きな歓声と拍手が送られた。

しかし兄妹ペアについて、周りから珍しがられたこともあったようだ。

試合の翌日に、兄のアレックスが妹とふたりで取り組んできたアイスダンスについて、こんな思いをTwitterで綴った。

「昨日は、夢がかなった夜でした。マイアと僕は、この夢のためにずっと頑張ってきた。アジア系の選手として初めて、オリンピックのアイスダンスでメダルをとれたことを、誇りに思います。

マイアと一緒にスケートを始めた時、僕たちと同じような外見のアイスダンス選手はいませんでした。兄妹で組んでいる人たちもほとんどなかった。

周りと"違う"ことは、良くない結果をもたらす可能性もあった。だけど9歳と12歳だった僕たちは、自分たちを"違う"と考えませんでした。ただ一緒にスケートを心から楽しみました」

「僕たちが成功したのは、兄妹で家族だからです。家族だから、上手くいかないわけではないんです。僕たちは常に成長し、新しいやり方を取り入れ、違いを活用するよう挑戦し続けてきました。違いこそが、僕たちを周りとは違う存在にさせるものだから。

もし誰かに、『あなたにはそれは無理だ』とか、外見やあなた自身を理由に『成功するのは難しいだろう』とか言われた時には、とにかく前に進んでください。自分の強みを使って。自分はできないと思わないで下さい。自分を信じることを、どうかやめないで。

自分の夢を信じて、そしてできる限り、あなたの夢を応援しあなたを信じてくれる人と一緒にいるようにしてください。夢へ向かって進んでいる時には、孤独を感じることもあるります。マイアと僕は幸運にも、いつもお互いが近くで支え合うことができました。

他の誰かのような外見にならなくてもいいです。他の誰かのようになろうとしなくていいし、他の誰かのようなスケートをすべらなくてもいい。型にはまらなくても、他の人と同じことをしなくていいんです。

自分の道をみつけて、自分でいられれば、それでいい」

兄妹のペアだからと、珍しがられたり、ジョークのネタにされることもあった。しかし、ここまで来られたのは、兄妹であることを強みにできたからだとアレックスは言う。

兄妹の母は東京に生まれて、幼い時にフロリダに移住した

音楽を愛していた母親について、ふたりはこう語っている。「母は、夢を追うために努力するということがどういうことかを知っていました。スケート選手じゃなかったけれど、私たちのスポーツにかける情熱をよく理解し、できる限りのサポートをしてくれました。母がいなければ、僕たちはいなかった」

違いを肯定的にとらえ、家族一緒に夢をかなえたシブタニ兄妹。

2月19日のアイスダンス・ショートダンスにも出場予定だ。

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