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2019年02月14日 18時05分 JST

志摩スペイン村「並ばないから乗り放題」 自虐的な公式サイトはどうして生まれた?

「志摩スペイン村」がTwitterでトレンド入り 担当者も「正直、びっくり」

志摩スペイン村
学生♡スキ放題パーク!

三重県志摩市にある複合リゾート施設の志摩スペイン村が学生向けに実施したプロモーションがネット上で話題だ。

2月13日夜から未明にかけて、Twitterで「志摩スペイン村」がトレンド入りし、志摩スペイン村は、公式サイトで感謝のコメントを掲載した。

■自虐が目立つ 話題のプロモーションとは?

志摩スペイン村は、2月9日から「25thアニバーサリー」として新たなショーや期間限定アトラクションなど様々な企画を2020年1月13日まで実施するが、特に今注目を浴びているのが、1月7日から公式サイト上で公開されている「学生♡スキ放題パーク!」と題したプロモーションだ。

 「並ばないから」「空いているから」「ライバルが少ないから」と、見事に自虐的な文言が並んでいる。

 

志摩スペイン村
「並ばないから乗り放題」志摩スペイン村公式サイトより
志摩スペイン村
「空いているから映え放題」志摩スペイン村公式サイトより
志摩スペイン村
「ライバルが少ないから目立ち放題」志摩スペイン村公式サイトより

 

■「正直、反響にびっくりしています」 担当者が語る企画の意図

テーマパークとしてこのような広告を打ち出すことにためらいはなかったのか? このプロモーションを実施した経緯と意図について、志摩スペイン村の宣伝広報担当・足立康さんに聞いた。

 

━━このようなプロモーションを始めた経緯は?

そもそも、最初から自虐を狙っていた訳ではないんです。元々は5年前から学生に向けたプロモーションは行っていました。ただ、これまでは料金の安さを中心にPRをしていた。ただ、学生の来園者から、「コスパがよかった」「インスタ映え」「アトラクション乗り放題だった」などというの声がTwitterなどで多く上がっていたので、PRの視点を変えた結果、このような広告を打ち出すことになりました。

━━企画段階で、少々やり過ぎているという意見などは出なかったですか?

 リアルな声をストレートにお伝えしようというスタンスでしたので、企画の段階でも内部から批判の声などはありませんでした。真面目に事実を伝えようということでしたので、自虐だとは思っていませんでしたから。

━━反響については、どう感じているか?

正直、反響にびっくりしています。今回Twitterのトレンドに入ったことでスペイン村を知ってもらえたことは嬉しいですし、ありがたいです。プロモーションを始めてから集計はまだ出来ていませんが、例年と比べても学生の来園者は多いというのを肌感として感じています。ちょうど25周年のアニバーサリーイヤーですので、今回話題になったことをきっかけに来園者数も伸びてくれればいいなと思います。
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テーマパークとしてのウィークポイントを、あえてさらけ出したからこそ生まれた反響。自虐的な文言が目立つ斬新な広告の裏には、一人でも多くの人に来て欲しいという真っ直ぐな想いがあった。