石原さとみさん、女優で唯一の写真集売り上げTOP10入り。支持を集める理由は?

『女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング』で常に上位入りするなど、その外見にスポットが当たりがちだが...。
東京メトロ発表会の石原さとみさん
東京メトロ発表会の石原さとみさん
時事通信社
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石原さとみ、女優唯一の写真集年間TOP10入り 売上に見る“理想の女性”としての支持

女優・石原さとみ(32)の『encourage(エンカレッジ) 特別版』(宝島社/5月31日発売)が、『オリコン年間BOOKランキング 2019』(集計期間:2018年11月19日~2019年11月17日)のジャンル別「写真集」で期間内に4.6万部を売り上げ8位にランクイン。乃木坂46を筆頭に、“坂道グループ”のソロ・グループ写真集が上位を席巻するなか、女優として唯一のTOP10入りを果たした。

◆出演作のヘアメイクや衣装のこだわり、ボディメンテの裏側も紹介

本作は石原のデビュー15周年&30歳を記念して、17年9月に発売されたアニバーサリーフォトブック『encourage』に、新たに作成した96ページのスタイルブック『courage(カレッジ)』を付属した、2冊組みのスペシャルボックス。『encourage』には、中南米・キューバで撮り下ろした石原の魅力全開の160ページに及ぶ写真に加え、話題を呼んだ出演ドラマのヘアメイク解説を本人直筆で掲載。人気を集め、17年発表の『オリコン年間BOOKランキング』ジャンル別「写真集」では、期間内売上11.6万部で3位にランクインしていた。

今回、新たに製作されたスタイルブック『courage』(全96ページ)には、石原出演の人気ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)や『アンナチュラル』(TBS系)、『高嶺の花』(日本テレビ系)、映画『風に立つライオン』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』など、計9作品のヘアメイクのポイントを前回と同じく直筆で解説。また、ドラマや映画の衣装へのこだわりや撮影秘話、そのスタイルを作り上げるまでのボディメンテナンスの裏側などを紹介するほか、“最初で最後”になるであろう自宅取材も敢行。石原のこだわりが詰まったリビングやキッチン、クローゼットなど、普段は見ることのできないプライベートも垣間見ることができる、充実の仕上がりとなっている。

◆30代を迎えて「自分発信」を意識、内面の美しさに磨きがかかる

数々のファッション誌等で表紙を飾る石原は、ORICON NEWS調査の恒例企画『女性が選ぶ“なりたい顔”ランキング』で常に上位入りするなど、同性からも高い人気を誇る。ドラマや映画で着ているファッションやメイクにも関心が寄せられ、放送・公開中にはSNSやネットで話題にされることも多い。その美しさゆえ、“外見”にスポットが当たりがちな彼女だが、30代を迎えてからはより“内面”に磨きがかかり、その内面の魅力が世間から支持されているように感じる。

「30代は自分発信で、0から何かをスタートさせようと決めていた」(18年7月掲載:ORICON NEWSのインタビューより)といい、例えば『24時間テレビ』(日本テレビ系)で企画を立案したり、芥川賞作家・小川洋子氏の同名小説を舞台化した『密やかな結晶』で約4年ぶりに舞台に挑戦したり。「原作のない作品をやりたい」と希望して実現したTBS系『アンナチュラル』は、“世界に見せたい日本のドラマ”を選出・表彰する『東京ドラマアウォード2018』で「作品賞」「主演女優賞」をはじめ、最多6冠に輝いた。

なお、今年1月3日に放送された『石原さとみのすっぴん旅inスペイン~世界一おいしい街で見せた女優の素顔~』(フジテレビ系)では、人生は「目的、目標、経験・過程の3つで考える」と持論を語り、10年後の自身の姿については、悩みながらも「仕事はしていたいかな。今(の女優業)とは違っていてもいいと思う」と、素直な気持ちを明かしていた。

30代を迎え、その人間性により磨きをかける彼女が“理想の女性”としての存在感を高めていることが、今回のスタイルブックの好セールスにつながっているのだろう。

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