「初の官僚系YouTuber」誕生。農水省が1月7日にチャンネル開設

職員が自ら出演、撮影、編集もつとめる手作り番組が随時投稿予定とのことです。
農林水産省が開設したYouTubeチャンネル「BUZZMAFF」
農林水産省が開設したYouTubeチャンネル「BUZZMAFF」

お堅い印象のある官僚がYouTuberに挑戦するチャンネルを、農林水産省が1月7日にスタートさせた。チャンネル名は「BUZZMAFF(ばずまふ)」で、農水省の英語名「Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries」の頭文字から取った。これまでの官庁の公式チャンネルとは一線を画し、YouTubeらしさを意識したチャンネルとなる予定で、「初の官僚系YouTuber」誕生となった。

開設当日には4本の動画を投稿。サツマイモにフォーカスを当てたシリーズ企画「#さつまいも大好きチャンネル」では、サツマイモが大好きだという職員がMCを務める。

「サツマイモを人生の軸として、豊かな人生を歩ませていただいている」

「小学校や幼稚園で芋掘りをやる。そのときに皆さんの人生の1ページにサツマイモが寄り添っているところが大きい」

職員は番組の中で、サツマイモへの熱すぎる思いを披露した。

手作り感満点の動画だが、食糧問題におけるサツマイモの役割やサツマイモ栽培へのスマート農業の導入による省力化などについてゲストが語る、硬派な一面も。

農水省広報室によると、「BUZZMAFF」はゲストを除く出演、撮影、編集全てを農水省の職員が担当。2019年10月下旬ごろから全職員を対象に希望者を募集してスタートさせた。他のYouTuberの動画を参考にするなど、試行錯誤で進めているという。

今後はダーツが当たった棚田を職員が訪ねて魅力を紹介する番組や、各地の名産品だけをつかった料理番組など計14シリーズが随時公開されていく予定だという。

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