「不安な気持ちがある」北村匠海さん、主演作公開も複雑胸中。 共演した伊藤健太郎容疑者の逮捕を受け

「正直『この映画をフラットに見てくれる人がどれだけいるのか』という不安な気持ちがある」
北村匠海さん(2018年12月15日)
北村匠海さん(2018年12月15日)
時事通信フォト

北村匠海、主演作公開も複雑胸中「不安な気持ちがある」 “共演”伊藤健太郎容疑者の逮捕を受け

俳優の北村匠海(22)、女優の山本舞香(23)らが30日、都内で行われた映画『とんかつDJアゲ太郎』の初日舞台あいさつに出席。共演した伊藤健太郎容疑者(23)が道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕されたことを受け、心境を明かした。

イベントは、司会のフジテレビの佐野瑞樹アナウンサーが「登壇予定でした伊藤健太郎さんに関してまして、昨日の報道がありまして、欠席とさせていただきます」のアナウンスでスタートした。

封切りを迎え、駆けつけたファンを前にした北村は「まずは本当に無事、映画が公開できたことと、正直『この映画をフラットに見てくれる人がどれだけいるのか』という不安な気持ちがある。僕もきょうここに立つことが少し怖かったり、いろんな思いがある」と吐露した。

それでも「この映画はコメディーであり、音楽映画であり、サクセスストーリーである。クランクアップした撮影期間は、僕一人では演じきれなかった。映画に登場するキャスト全員に支えられて、走り切ることができました」と感慨を込めて振り返った。

舞台あいさつにはそのほか、浅香航大(28)、池間夏海(18)、二宮健監督(28)が出席。登壇者たちは劇場に駆けつけた観客を楽しませるため、明るい口調に努め気丈に振る舞った。山本は「久しぶりに正面で皆さんの顔を見れて、本当にうれしい」と笑顔を浮かべ、客席に手を振っていた。

各社報道によると、逮捕容疑は28日午後5時45分ごろ、東京都渋谷区で乗用車を運転中、Uターンをしようとして反対車線を直進してきたオートバイと衝突。乗っていた20代の男女2人に重軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。オートバイを運転していた男性は軽傷、同乗の女性は左足骨折の重傷という。

物語の舞台は、渋谷にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」。アゲ太郎は三代目の跡取り息子だが、父・揚作のもと、キャベツの千切りの毎日。ある日、弁当の配達で渋谷のクラブに行くと、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感。さらに、そこで出会った女性・苑子に一目ぼれ。お調子者のアゲ太郎は“とんかつ”も“フロア”もアゲられる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指すことになっていく。

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