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2020年10月17日 11時18分 JST

NHK、テレビ設置の届け出義務化を要望。未契約世帯への訪問に年300億円「不本意な経費」

一方、有識者からは慎重な対応を求める意見が相次いだ。

朝日新聞社
NHK放送センター=東京都渋谷区

NHK、テレビ設置の届け出義務化を要望 総務省会議に

 NHKは16日、総務省の有識者会議で、テレビなどの受信機を設置した場合、同局への届け出を義務化するよう制度改正することを要望した。テレビがない場合の届け出や未契約者の氏名、転居先の住所を公的機関などに照会できる制度の導入も求めた。不払い対策などとみられ、有識者からは慎重な対応を求める意見が相次いだ。

 NHKによると、全国の世帯の約2割は受信契約を結んでいない。受信者情報が把握できないことから、未契約世帯への訪問のための人件費などに年間約300億円がかかり、繰り返し訪問することでクレームやトラブルも発生しているという。NHKの松坂千尋専務理事は「人海戦術による極めて不本意な経費がかかっている」と述べた。

 一方、有識者からは「氏名照会は適切な方法なのか」「NHKに届けなければならないという心理的苦痛が生じる」などの慎重な対応を求める意見が相次いだ。

(朝日新聞デジタル 2020年10月16日 21時33分)

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