アートとカルチャー
2020年09月13日 12時32分 JST | 更新 2020年09月13日 12時32分 JST

「スパイの妻」の黒沢清監督に監督賞、日本映画では17年ぶり「この年齢で喜ばしいプレゼント」【ベネチア映画祭】

太平洋戦争の開戦前夜の神戸で生きる福原聡子(蒼井優)が主人公となる、黒沢監督が初めて挑んだ歴史映画。

朝日新聞社
ベネチア国際映画祭の公式会見に日本からオンラインで参加した黒沢清監督=9日、東京

「スパイの妻」の黒沢清監督に監督賞 ベネチア映画祭

 第77回ベネチア国際映画祭は最終日の12日夜(日本時間13日未明)、イタリア・ベネチアのリド島で授賞式があり、コンペティション部門に参加した「スパイの妻」の黒沢清監督(65)が銀獅子賞(監督賞)に選ばれた。日本映画で同賞を受けるのは、2003年に「座頭市」で参加した北野武監督以来17年ぶり。

 黒沢監督は、授賞式にビデオメッセージを寄せ、「長い間、監督に携わってきましたが、この年齢で喜ばしいプレゼントになりました」と語った。

 黒沢監督が初めて挑んだ歴史映画「スパイの妻」は、太平洋戦争の開戦前夜の神戸で生きる福原聡子(蒼井優)が主人公。日本が戦争へと突き進んでいくなか、満州で恐ろしい国家機密を知ってしまった夫の優作(高橋一生)の暗躍のために、憲兵隊から「スパイ」の嫌疑をかけられる夫婦の姿を描く。高精細の8Kで撮影され、NHKのBS8Kで6月に放送されたドラマを劇場版として再編集した。

(朝日新聞デジタル 2020年09月13日 10時45分)

関連ニュース