口永良部島が噴火。1年ぶりに火砕流が発生。噴煙7000mに達する

新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
画像 気象庁 火山監視カメラより
画像 気象庁 火山監視カメラより
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今日3日(月)5時31分頃、鹿児島県口永良部島が噴火しました。火口から立ち上った噴煙は気象衛星の観測によると火口上7000mまで達しました。

また、この噴火により火砕流が発生し、新岳火口の南西側約900mに達しています。火砕流の発生は2019年1月29日以来、約1年ぶりです。

新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

噴火警戒レベル3が継続

口永良部島は火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続中です。

噴火は現在も継続しています。また、本村東観測点及び新岳北東山麓観測点で空振を観測しました。今回の噴火以降、火山性微動が継続しています。防災上の警戒事項等に変更はありません。今後の火山情報に留意してください。

イメージ画像 地図情報 国土地理院
イメージ画像 地図情報 国土地理院
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防災上の警戒事項等

引き続き、新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。

風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意が必要です。

地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

参考資料など

気象庁 火山監視カメラ画像より

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