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2019年02月21日 12時33分 JST | 更新 2019年02月21日 12時35分 JST

今さら聞けない「はやぶさ2」と「リュウグウ」って? 下降開始遅れも、22日着陸へ

がんばれ、はやぶさ2━━。生命はどこから来たのか。こんな謎を解く鍵を持ち帰るミッションを背負っています。

小惑星探査機「はやぶさ2」が22日午前、小惑星リュウグウにタッチダウン(着陸)に挑む。ここまでは順調な旅路だった「はやぶさ2」にとって初めての大きなチャレンジ……だが、その前におさらいしておきたい。今さら聞けないけれど、「はやぶさ2」「リュウグウ」って何だっけ?

 

「はやぶさ2」って?

「はやぶさ2」は、エンジン故障など数多くのトラブルに見舞われながらも、2010年に世界で初めて小惑星の微粒子を地球に持ち帰った「はやぶさ」の後継機。2014年12月に種子島宇宙センターを出発し、2018年6月に目的地である小惑星「リュウグウ」に到着していた。

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「はやぶさ2」のミッションは、私たちの存在の源である太陽系や生命がどのように誕生し、進化してきたか、という謎の解明に迫ること。そのため、有機物や水を含む岩石があると期待されている小惑星「リュウグウ」に着陸し、岩石を採取して地球に持ち帰る使命が与えられている。

 

「リュウグウ」って?

「リュウグウ」は、直径900メートルの球体の小惑星。火星と木星の間の「小惑星帯」とよばれる部分に存在している。

今から46億年前、太陽系が生まれたころの水や有機物が、今でも岩石の中に残っていると考えられている。

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リュウグウ(左)と、東京スカイツリーなどの大きさの比較。右から2番目は「はやぶさ」が着陸した小惑星イトカワ

昔話「浦島太郎」の物語で、浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱が、「はやぶさ2」が小惑星から持ち帰るはずのカプセルと重なることから、「リュウグウ」と名付けられた。

地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのか。「神秘」とされてきた、こんな謎を解く鍵を握っているかもしれない。

 

どうやってタッチダウンするの?

21日午前8時ごろから、高度20キロの位置から降下を開始。22日午前8時ごろに狙いを定めてピンポイントでタッチダウン。地表に金属弾を撃ち込んで人工的にクレーターを作り、内部の物質を採取。すぐに上昇する予定だ。

 

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21日午前10時現在、降下はまだ始まっていない。探査機の状態は正常という。