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2019年03月22日 22時50分 JST

トゥルシンバエワが女子初の4回転成功 優勝はザギトワ、紀平梨花は4位(世界フィギュア女子フリー)

エリザベート・トゥルシンバエワ選手(カザフスタン)が4回転サルコーを片足着氷でしっかり決めると、スタンドからは大きな拍手とどよめきが上がった。

Getty Editorial
トゥルシンバエワ選手=2018年11月のグランプリシリーズ・ロシア杯

フィギュアスケートの世界選手権は3月22日、女子フリーがさいたまスーパーアリーナで行われ、最終滑走のエリザベート・トゥルシンバエワ選手(カザフスタン)がシニアの世界大会では史上初となる4回転ジャンプに成功した。優勝はアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)。ショートプログラム(SP)7位の紀平梨花選手は日本勢最高の4位で、メダルはならなかった。

女子シニアの世界大会で4回転成功は史上初

最終滑走で登場したトゥルシンバエワ選手がダークホースだった。冒頭に飛んだ4回転サルコーを片足着氷でしっかり決めると、スタンドからは大きな拍手とどよめきが上がった。合計で224.76点で2位となった。

2002年にジュニアのグランプリファイナルで、世界で初めて4回転サルコーを成功させた安藤美姫さんも、実況を担当しているJスポーツの公式Twitterで「最高の瞬間に、空間にいたことに感謝しかありません」と絶賛した。

ザギトワは圧巻の演技で圧勝

時事通信社
紀平梨花選手(左)とザギトワ選手(右)

SP首位のアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)は、次々と力強くジャンプを決め、「カルメン」になりきる圧巻の演技で優勝した。フリーでも155.42点でトップに立ち、合計237.50点で圧勝。貫禄の演技を終えると、涙を浮かべながら声援に応えた。

SP7位から追い上げた紀平選手は、冒頭のトリプルアクセルートリプルトゥループの連続ジャンプを成功。続くふたつ目のトリプルアクセルで転倒したが、その後は集中して立て直した。52.59点は、フリーでザギトワ選手に次ぐ2位。合計223.49点で、笑顔がはじけた。

5.22点差で首位のザギトワ選手を追う坂本花織選手は、終盤にトリプルフリップがシングルになるミスが響いた。集中して情感たっぷりに滑ったが、フリー145.97点、合計222.83点で5位。 

試合後のインタビューで、「一つのミスが命取りだったのに、ミスをしてしまった」と悔しそうな表情をみせた。

宮原知子選手は終盤の3連続ジャンプで手をついた以外は、渾身の演技で魅せて6位となった。

主な選手の結果は次の通り。

1位 アリーナ・ザギトワ(ロシア) 合計237.50 

2位 エリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン) 合計224.76

3位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) 合計223.80

4位 紀平梨花(日本) 合計223.49

5位 坂本花織(日本) 合計222.83

6位 宮原知子(日本) 合計215.95