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2019年05月17日 13時31分 JST

笹かまギターとは? 楽器店と老舗かまぼこ店が異色のコラボ「ロックな笹かまで東北の力になりたい」

まるで本物の笹かまのようなフォルムのエレキギター。「音質のクオリティも高いんです」とスタッフは話す

宮城県にある山野楽器仙台店で店頭に飾られているご当地ギター「笹かまギター」が、話題を呼んでいる。

このギターは、同楽器店が宮城県の阿部蒲鉾店の協力を得て制作し、4月26日から仙台店限定で販売されている。ネット上には、「ギターだけど美味しそう」「これをギタリストの方に弾いてほしい」などという声が上がった。

山野楽器仙台店
笹かまギターを手に持つ山野楽器仙台店の望月正大さん

「”ロックな笹かま”で、音楽を通じて東北の力になりたい」

どのような経緯で制作に至ったのか?山野楽器仙台店の望月正大さんに聞いた。

──”笹かまギター”制作のきっかけは?

東北を音楽の力で盛り上げていきたいという願いが元々ありまして、せっかく楽器を作っている企業として何かできないかということを考えていた中、当社社長の「笹かまのギターを作ろう」という一言から始まりました。

仙台店の社員が阿部蒲鉾店さんに直接お願いに上がり、企画から約1年間の期間をかけて完成に至りました。

──笹かまのデザインを元にギターを制作するのは結構難しかったのでは?

せっかくご協力頂いて笹かまのサンプルを頂いたので、忠実に再現できるようにデザインの細部にもこだわりました。

実際の笹かまぼこの質感に近づけるため、ボディトップは滑らかな曲線を描きアーチ状にし、さらにはバーナーで焦がして焼き目を入れることで笹かま本来の”こんがり感”を表現しました。

ギターのヘッドまで、よく見ると笹かまになっています。

──見た目は笹かまそっくりです。肝心の音質はいかがでしょう?

音質のクオリティも高いんです。

このギターは、上質なアルダーボディにメイプルネックという、いわゆるエレキギター王道の組み合わせを取り入れています。本格的なエレキサウンドが楽しめます。

──反響はいかがですか?

SNSなどで話題になっているようで、店頭に来て写真を撮られる方が多いです。地元の情報番組に取り上げられて存在を知って見に来たという方もいらっしゃっています。

──仙台店限定発売ということですが、気になる価格は...?

税込で75万6000円となっています。

──非常に聞きにくいのですが...売れているのでしょうか?

現状、まだ売れてないんです。(笑)現在制作されているのが1台だけなのでそれを展示する形になっていますが、売れれば、また新たに制作致します!

”ロックな笹かま”で、少しでも音楽で東北の力になりたいという願いは持ち続けていますので、ぜひ一度実物を見にでも足を運んでいただければと思います。

山野楽器仙台店
笹かまギター