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2019年05月17日 18時25分 JST

池袋暴走、遺族の夫が語った「生き地獄のような日々」 仕事は、今もいけず

「起きるたびに二人がいない現実に打ちのめされる」この1カ月を振り返りました。

朝日新聞デジタル

池袋暴走、遺族の夫「まるで生き地獄」 今も仕事行けず

 東京・池袋で乗用車が暴走し、横断歩道を渡っていた松永真菜さん(当時31)と長女の莉子ちゃん(同3)がはねられ死亡した事故の発生から19日で1カ月になるのを前に、真菜さんの夫の会社員男性(32)が17日、都内で朝日新聞などの取材に応じた。男性はこの1カ月間について「絶望感が増し、生き地獄のような日々」と振り返った。

 男性は4月下旬に記者会見したが、その後に4回ほど事故現場を訪れ、遠めから手を合わせたという。現場には次々と手を合わせる人がおり、手紙が供えられていた。小学生の女の子が書いた手紙には「痛かったね。お母さんと一緒に天国にいてね」というメッセージが書かれており、心に響いたという。

 今も家には亡くなった娘が書いた絵やおもちゃであふれる。「起きるたびに二人がいない現実に打ちのめされる」「自分を奮い立たせたいが、なかなかそこまでは」と話した。仕事には行けていないという。

 事故は4月19日午後0時25分ごろ、東京都豊島区東池袋4丁目の都道で発生。旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長(87)の車が赤信号の交差点二つを含む区間を暴走して通行人らをはねた。自転車に乗っていた松永さん親子が死亡し、飯塚元院長と同乗していた妻を含む10人が重軽傷を負った。(河崎優子、稲垣千駿)

(朝日新聞デジタル 2019年05月17日 18時00分)

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