久保建英選手がサッカー日本代表に初選出。「この経験を今後のサッカー人生に活かしていきたい」

6月の国際親善試合でゴールを決めれば、日本代表の最年少ゴール記録を大幅に更新することになる。

日本サッカー協会は5月23日、6月に日本で開催される国際親善試合に臨む日本代表メンバーを発表し、FC東京に所属する17歳のMF・久保建英選手が年齢制限がない代表に初めて選出された。

FC東京に所属する久保建英選手
FC東京に所属する久保建英選手
時事通信社

発表記者会見に出席したサッカー日本代表の森保一監督は、「クラブでやっていることを代表でも発揮してもらいたい。国を背負って戦うことができる中で、クラブとは違う経験ができる。代表の経験を生かしてもらってさらなる成長につなげてもらえれば」と語った。

久保選手はクラブを通じて、「今回、キリンチャレンジカップのメンバーに選出していただき、とても嬉しいです。この経験を今後のサッカー人生に活かしていきたいと思います。応援よろしくお願いします」とコメントした。

リーグ12戦無敗で首位を走る原動力に

久保選手が所属するFC東京は、J1リーグで開幕から12戦無敗で首位をひた走る。

その原動力となっているのが、久保選手だ。直近の試合では2試合続けてゴールを決めるなどし、チームの勝利に貢献していた。

今後は名門バルセロナ復帰も?専門紙「日本のメッシが帰還」と報道

バルセロナFC専門紙の『EVERYTHING BARCA』は、「“日本のメッシ”が、母国での4年間を経てバルセロナに帰還することになる」として、「久保は今シーズン攻撃面で苦しむバルセロナBを強化するためにチームに加わることになるだろう」と報じている。

久保は2011年9月、当時10歳でバルセロナの下部組織に加入した。

しかし、2014年、バルセロナがFIFAから18歳未満の選手移籍に関する規約違反により罰則を受け、久保は試合に出場できなくなった。その後久保は公式戦の出場機会を求め、2015年にFC東京の下部組織へと移籍していた。

バルセロナの下部組織に所属していた頃の久保建英選手
バルセロナの下部組織に所属していた頃の久保建英選手
Etsuo Hara via Getty Images

サッカー日本代表は、6月5日にトリニダード・トバゴ(豊田スタジアム)と、同9日にエルサルバドル(ひとめぼれスタジアム宮城)とそれぞれ対戦する。

久保選手が試合に出場し、かつ得点すれば、1977年6月15日に対韓国戦でMF金田喜稔選手が記録した19歳119日の最年少ゴール記録を大幅に更新することになる。

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