小川彩佳アナの『ニュース23』がスタート 「徐々に腹をくくれている」(コメント全文)

「23時という一日の終わりに、視聴者の皆さんがちょっとホッとしつつ、新たな視点や新しいものの見方に触れられる番組にしていきたいです」と意欲をつづりました

6月3日からTBS系列の報道番組「NEWS23」のメインキャスターに、元テレビ朝日の小川彩佳アナウンサーが就任する。

放送を前に、小川アナは「少しずつでも信頼していただけるキャスターになっていけたらと思っています」と心境をつづったコメントをT発表した。

2007年にテレビ朝日に入社した小川アナは、2011年から7年半にわたって同局の「報道ステーション」でサブキャスターを務めた

2019年2月には「改めて自分の人生やキャリアについて思いを馳せるなか悩み抜いた」とテレ朝退社を発表。2018年10月から出演していたインターネットテレビ局AbemaTVの「AbemaPrime(アベマプライム)」の卒業とともに、3月末に退社した

新生『NEWS23は』では、アンカーを政治ジャーナリストの星浩氏が務める。サブキャスターにはTBSの山本恵里伽アナ、スポーツキャスターには石井大裕アナ、取材キャスターには村瀬健介記者がそれぞれ就任する。

小川アナのコメントは次の通り。

ようやく「実感」というものが湧いてきました。スタッフの皆さんと打ち合わせなどをする中で、 少しずつ番組のかたちが見えてきて、徐々に腹をくくれているという感覚です。

メインキャスターという役割をいただきましたが、あくまで番組の主役はニュース。どのように丁寧に分かりやすくニュースを伝えていくのか、そこに主眼をおきながら、アンカーの星浩さん、山本アナ、村瀬記者、そしてスポーツの石井アナという心強いメンバーと力をあわせて取り組んでいきたいと思っています。

これまで報道番組を中心に携わってまいりましたが、それだけで実績といえるとは思っておりません。現場経験も乏しく、30 代前半という年齢で語れる言葉の厚みも、限られていると自覚しています。だからこそ、この番組の中で現場取材も積み重ねていきたいと思っております。自分の目で見て、感じて、自分の頭で考える。その積み重ねの中で抽出された言葉が、聞く方の心の琴線に触れた時に初めて「この人が語ることなら耳を傾けよう」と思っていただけると感じています。少しずつでも信頼していただけるキャスターになっていけたら、という思いです。

そして、23時という一日の終わりに、視聴者の皆さんがちょっとホッとしつつ、新たな視点や新しいものの見方に触れられる番組にしていきたいです。今、インターネットの力で世界が広がっているはずなのに、私自身も、意外と自分が好きな情報にしかアクセスしなかったり、自分の価値観に沿う記事だけを読んだりしているという実感があります。

でも、外にはもっと視野や可能性を広げてくれる何かがあるかもしれません。そういう可能性を広げる種を、この番組でたくさん蒔いて、育てていけたらと思っています。

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