香港政府、逃亡犯条例改正を当面延期 「私たちのやり方が至らなかった」

香港政府トップが会見し、「説明とコミュニケーションが十分でなかった」と述べた。
逃亡犯条例改正案に抗議するデモ=6月14日、香港
逃亡犯条例改正案に抗議するデモ=6月14日、香港
ロイター通信社

香港政府は6月15日、中国本土への容疑者引渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案の審議を延期すると発表した。BBCなどが報じた。

香港政府トップの林鄭月娥行政長官が会見し、審議を当面延期することを発表。「私たちのやり方が至らなく、大きな論争を引き起こしたことを深く悲しんでおり、遺憾に思っている」と述べ、「説明とコミュニケーションが十分ではなかった」と語った。

「逃亡犯条例」の改正案を巡っては、反対する市民の大規模なデモが続いている。6月12日にはデモ隊が立法会に続く幹線道路を占拠。警官隊が催涙弾を発射してデモ隊を後退させる場面もあった。

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