「青いロブスター」が入荷。専門家は「200万匹に1匹の割合」と分析 アメリカのレストラン

なぜロブスターは、青色になったのか。その理由とは...?

「どうやってこんな事が起きたのだろう?」「その色を見たとき、とても信じられなかったよ」

アメリカ・マサチューセッツ州にあるレストラン「アーノルズロブスター&クラムバー」に、世にも珍しい“青いロブスター”が入荷した。CNNなどの海外のメディアが、6月16日報じた

店主のネイサン・ニッカーソンさんと青いロブスター
店主のネイサン・ニッカーソンさんと青いロブスター
Arnold's Lobster & Clam Bar Facebook

CNNによると、青いロブスターがレストランに入荷したのは6月9日頃。

レストラン店主のネイサン・ニッカーソンさんは、発注していた沢山のロブスターの中から、この青い1匹を発見したという。

ニッカーソンさんは青いロブスターについて、今後、もう1週間ほど店内で展示した後、マサチューセッツ州にあるセントルイス水族館に寄贈する考えだ。

その理由について、「子供たちに(青いロブスターを)見てもらって、海洋生物に興味を持ってもらいたい。もしかしたら、その中から将来の海洋学者が生まれるかもしれないからね」と話したという。

野生に返すようにと促す声もあるが、ニッカーソンさんはこれを否定する。

同州のケープコッド周辺の水辺環境では、ロブスターが生き延びるのは困難だろうと考えているためだ。

「200万匹に1匹の割合」と専門家

この“青いロブスター”はなぜ生まれ、どの程度珍しいのか。

メイン大学のロブスター研究所によると、このロブスターは、200万匹に1匹の確率で生まれるのだという。

ロブスターは典型的に緑がかった色か、もしくは赤褐色だが、ある特定のタンパク質を過剰摂取することによって遺伝子異常が生じ、それがロブスターが青色となる原因であるとしている

青いロブスター
青いロブスター
Arnold's Lobster & Clam Bar Facebook

注目記事