山本裕典 解雇当時の心境を明かし、“闇営業” について述べる

「そのとき、僕はショックだったし、どうしていいかわからなくなったし、すごく落ち込みました。僕は絶望でした」
「マイ・バケットリスト Season 5」公式サイトより

山本裕典、解雇の“先輩”として宮迫博之を思いやる「僕は絶望でした」

俳優の山本裕典(31)が5日、都内でミュージカル『マイ・バケットリスト』の製作発表に参加。“解雇”の先輩として宮迫博之の心境をおもんぱかった。

山本は2年半前に所属事務所との契約を解消された。「2年半前に事務所を解雇になった。社長さんと意思のすれ違いがあった。決してクスリや淫行ではありません」と説明すると「単純に遊びすぎました。事務所の社長さん的には『本気じゃないんじゃないのか』と」と反省。復帰については、連ドラ出演時にお世話になったプロデューサーの舞台と、映画、CMからオファーが同時にあり、タイミングが重なったことで“運命”を感じたそう。「戻るつもりはなかったんですけど」としながらも「数少ないファンの方で『戻ってきてほしい』というファンがいるなら」と芸能活動の再開を決めた理由を明かしていた。

また、ここ最近の芸能界のトピックスと言えばいわゆる“闇営業”に端を発した吉本興業の問題。雨上がり決死隊の宮迫は先月19日に吉本興業から契約解消を告げられた。吉本興業の岡本昭彦社長が契約解消の撤回を発表しているが、結論は未だに出ていない。意見を求められた山本は「いろいろな思いがあると思う、個々に。僕レベルがエラそうに言えることじゃない」としながらも、解雇を告げられた当時の心境を明かした。「そのとき、僕はショックだったし、どうしていいかわからなくなったし、すごく落ち込みました。僕は絶望でした」と振り返る。

続けて「宮迫さん、(田村)亮さんが、どう思っているのか、わからないですけど、いろいろな思いがあって、ああなっていると思う」と推察。外野が物言いすることは避けた方がいいという考えもあり「僕は静観します」と語っていた。

同作は韓国発のヒューマンバディミュージカル。不良少年カングと余命宣告されたヘギが出会い、ヘギの死ぬまでにやりたい100個のバケットリストを2人で埋めていくストーリー。昨年2月の日本初上演から、すでに4度にわたり上演され、今回が「Season5」となる。山本はドンヒョン、キム・ヨンソクとトリプルキャストでカングを演じる。

昨年12月に俳優活動再開を発表した山本にとって、この作品が本格復帰作となる。共演陣がいる韓国まで飛んで、けいこをしようとしたが大ハプニングが発生。全員が多忙を極めたため、山本以外が集まれなかったという。「韓国に行って何もできないのはまずい」と判断したプロデューサーが、過去作に出演したインジュンを日本から呼び出し、けいこを行った。「出もしないインジュンと、ずっとけいこしてました」と山本は苦笑いしながらも「魂の芝居をぶつけ合いました。通ずるものが芽生えました」と芝居に大きなプラスになったことを明かしていた。

製作発表にはSS501のキム・キュジョン、元BOYFRIENDのドンヒョン、ミヌ、CROSS GENEのキム・ヨンソクも参加した。8月9日~19日まで東京・浅草花劇場で上演される。

【関連記事】

注目記事