台風8号 九州北部が暴風域に  暴風や大雨に警戒

暴風による被害や、大雨による河川の増水、浸水等に警戒し、今後の情報に注意してください。
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8月6日(火)7時現在、台風8号(フランシスコ)は熊本県付近を北西に進んでいます。「強い」勢力では無くなりました。

宮崎県や大分県、熊本県が、風速25m/s以上の風が吹く暴風域に入っています。宮崎空港では、4時29分に最大瞬間風速39.6m/sの暴風を観測しました。大雨や暴風による被害に警戒してください。

▼台風8号 8月6日(火)8時 推定
存在地域 熊本市付近
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北西 25 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 30 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 40 m/s
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急速に強まる風雨に警戒

九州では、30m/sを超えるような暴風が吹き荒れ、活発な雨雲の通過時には猛烈な雨が降るおそれがあります。暴風による被害や、大雨による河川の増水、浸水等に警戒してください。

また、台風8号は大きさが小さくまとまっているため、この先の進路に近い所では急速に雨や風が強まり、荒れた天気となることが予想されます。急速に強まる風雨に警戒してください。

荒れた天気のピーク
荒れた天気のピーク
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九州南部では朝のうち、九州北部では朝から昼すぎにかけて風雨が強まります。

また、湿った空気の影響で、九州だけでなく四国の太平洋側を含む広範囲で、総雨量が200mmから300mm程度の大雨のおそれがあるため、土砂災害等にも警戒してください。

また、海上は大しけとなりますので、沿岸部では高波や高潮にも警戒してください。
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週後半は北日本に影響か

九州を通過後は朝鮮半島付近に進み、進路を北東向きに変えたあと、日本海で熱帯低気圧か温帯低気圧に変わる予想です。

この低気圧の影響はまだ不明確ですが、週後半に北日本に雨を降らせる可能性があります。念のため今後の情報に注意してください。

大型の台風9号も発達中 週末に沖縄接近か 進路不明確

台風9号 予想進路
台風9号 予想進路
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8月6日(火)6時現在、大型の台風9号(レキマー)はフィリピンの東をゆっくりと進んでいます。発生時よりも若干勢力を強めています。

▼台風9号 8月5日(月)9時現在
存在地域 フィリピンの東
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 南南西 ゆっくり
中心気圧 985 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
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台風9号はゆっくりと北上し、海水温の高い海域を進んでエネルギーを得ることで発達する見込みです。週後半にかけて「強い」勢力となり、沖縄の先島諸島方面へ進む予想となっています。

台風の接近前から海では波が高くなることが予想され、台風の接近時には風雨が強まり荒れた天気となるおそれがあります。今後の情報に注意してください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風8号のフランシスコ(Francisco)は、アメリカが提案した名称で、男性の名前からきています。

台風9号のレキマー(Lekima)は、ベトナムが提案した名称で、卵黄のような黄色い実をもつ果物の名前が由来です。

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