テックビューロ、仮想通貨交換業の廃業を発表。登録業者として初、元Zaifの運営企業

仮想通貨交換所Zaifの事業は別会社へ譲渡しており、Zaif自体が廃業するわけではない。
画像はイメージ写真です
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filo via Getty Images

2018年11月まで仮想通貨交換所Zaifを運営していたテックビューロが8月22日、仮想通貨交換業を廃業すると発表した。

仮想通貨交換業の登録業者が登録を返上し、廃業するのは初めて

テックビューロは、仮想通貨取引所「Zaif」を運営していた。「万全のセキュリティ」をうたっていたものの、2018年9月14日にハッキングで約70億円相当の仮想通貨の流出が発覚。金融庁から3度の業務改善命令を受けていた。

この事態を受け、別の仮想通貨交換所を運営するフィスコ(東京都港区)から約50億円の金融支援を受けた。株式もフィスコが過半数を取得し、テックビューロはフィスコの傘下に入った。

同年11月22日、フィスコの関連会社であるフィスコ仮想通貨取引所に「Zaif」事業を譲渡。

その際に、譲渡先へ移ることを承諾せず、テックビューロから口座を移していない顧客もいた。その顧客について、残高があり返金可能な状態であればすべて返金するという。

9月2日~11月30日の間、返金対応を受け付けている。問い合わせ先は以下の通り。

問い合わせフォーム※24時間受付
【問い合わせ電話番号】050-2018-7418 「(旧)Zaif」返金相談窓口ダイヤル
受付時間:月曜日〜金曜日 10:00〜17:00
土・日曜日、祝日、振替休日、盆、年末年始を除く

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