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2019年08月26日 13時47分 JST

「天気の子」アカデミー賞の日本代表に出品へ。これまでに選ばれた日本映画は?

アメリカ・アカデミー賞国際長編映画賞(旧外国語映画賞)は、各国から1作品のみが代表として出品される

2020年にアメリカで開かれる第92回アカデミー賞。

毎年各国から1作品だけ代表として出品される国際長編映画賞(旧外国語映画賞)部門の日本代表に、新海誠監督のアニメ「天気の子」が決まった。日本映画製作者連盟が8月26日に発表した

「天気の子」公式サイトより

同連盟は選考理由については「非公表」としている。

米国アカデミー賞、ノミネートや授賞のお知らせはいつ?

毎年、オスカーの行方をめぐってエンタメ界で最も多くの話題を振りまく米国アカデミー賞。

第92回の授賞式は2020年2月9日、本選ノミネートの発表日は2020年1月13日を予定している。

2020年のアカデミー賞では、これまで外国語映画賞とされてきた部門が、国際長編映画賞に名称が変更される。

しかし、内容は大きく変わりはない。アメリカ以外の国から1作品ずつ代表作品が出品され、そこから9作品が「ノミネート」の候補作が発表される。

そこから5作品が本選にノミネート。その5作品を見たアカデミー会員のみの投票により、最も多くの票を集めた作品に外国語映画賞が与えられる。

外国語映画は、第20回(1947年度)から第22回(1949年度)にかけては「特別賞」の一つとして表彰されていた。

その後は第26回(1953年度)を除き、第23回(1950年度)~第28回(1955年度)に「名誉賞」の一つとして行われた。

第29回(1956年度)からは、現在と同じくノミネート方式の「外国語映画賞」という単独の賞に変わった。

日本代表となる作品は、松竹・東宝・東映・KADOKAWAの映画製作配給大手4社で構成する日本映画製作者連盟が選考している。

これまで、外国語映画賞に日本の作品が選ばれたことは?

日本映画製作者連盟によると、これまで日本の映画は「名誉賞」が3作品、「外国語映画賞」には第81回(2009年)に滝田洋二郎監督の「おくりびと」が選ばれている。

また、12作品が本選にノミネートされた。

黒澤明監督は、第23回(1951年度)に「羅生門」で名誉賞を受賞。第44回(1972年度)「どですかでん」、第53回(1981年度)「影武者」と2度にわたりノミネートされている。

前回の第91回(2019年度)には是枝裕和監督の「万引き家族」がノミネートされたことも記憶に新しい。

第83回(2011年度)に日本から出された「告白」(中島哲也監督)は、ノミネートには選ばれなかったが、その前段階のショートリストに選ばれている。

これまで、アニメ作品が外国語映画賞の日本代表に選ばれたのは、いずれもスタジオジブリの第67回(1995年度)の「平成狸合戦ぽんぽこ」(高畑勲監督)と、第70回(1998年度)の「もののけ姫」(宮崎駿監督)のみ。

代表作品がアニメが選ばれるのは、もののけ姫以来、22年ぶりとなる。

【名誉賞】

第23回(1951年度)「羅生門」(黒澤明監督)

第26回(1954年度)「地獄門」(衣笠貞之助監督)

第27回(1955年度)「宮本武蔵(第一部)」(稲垣浩監督)


【ノミネート作品】

第29回(1957年度)「ビルマの竪琴」(市川崑監督)

第34回(1962年度)「永遠の人」(木下恵介監督)

第36回(1964年度)「古都」(中村登監督)  

第37回(1965年度)「砂の女」(勅使河原宏監督)

第38回(1966年度)「怪談」(小林正樹監督)

第40回(1968年度)「智恵子抄」(中村登監督)

第44回(1972年度)「どですかでん」(黒澤明監督)

第48回(1976年度)「サンダカン八番娼館・望郷」(熊井啓監督)

第53回(1981年度)「影武者」(黒澤明監督)

第54回(1982年度)「泥の河」(小栗康平監督)

第76回(2004年度)「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)

第91回(2019年度)「万引き家族」(是枝裕和監督)