韓国のラッパー「NO:EL」が飲酒運転で追突事故。議員の父による「すり替え」疑惑も浮上

ニュースを伝えた中央日報に対して、チャン・ジェウォン議員はFacebookで「疑惑の水増しを超えて、明らかな虚偽」と激しく反論しているが…。
チャンジェウォン議員
チャンジェウォン議員
News1

韓国の自由韓国党、チャン・ジェウォン議員は、息子でラッパーのNO:EL(ノエル、本名:チャン・ヨンジュン)氏が飲酒運転で追突事故を起こし、議員の関係者を身代わりにしようとしたという疑惑に揺れている。

ノエルは、2017年に放送されたテレビ番組「高等ラッパー」に出演。スキャンダルで降板したが、その後歌手デビューしている。

このニュースを伝えた中央日報に対して、同議員はFacebookで「疑惑の水増しを超えて、明らかな虚偽」と激しく反論している。

事故があったのは、9月7日午前2時40分。中央日報によると、飲酒運転の車がオートバイに追突した後で立ち去り、約30分後に一人の男性が現場に現れて「チャン氏の代わりに自分が運転していた」と主張し、被害者と交渉しようとしたという。男性は議員の関係者だったと報じている。

同議員は「記事に出てくる運転手に身代わりさせた30代男性A氏という人は、私とは全く関係がない人。名誉毀損だ」と主張した。

一方で、ヨンジュン氏の運転手身代わり疑惑自体は、投稿でも明らかになりつつある。当該の投稿で、同議員は「議員の関係者」という点だけ批判し、身代わり運転自体を否定しなかったからだ。

ヨンジュン氏が泥酔状態で運転した当時の状況の映像を撮った防犯カメラも公開されている。

MBCが入手した映像を見ると、7日午前2時40分ごろ、ソウルのクァンチャンフン駅付近では、ヨンジュン氏が運転したと推測される白い車が疾走している。

画面に登場して消えるまで、わずか2秒ほど。車は防犯カメラに映った場所からわずか200m先で、前のオートバイに衝突した。

一般的に、市内道路の制限速度は時速60キロだが、交通事故鑑定士は該当車両の走行速度が時速100キロ近くになると分析した。一方で、ヨンジュン氏は、やはり警察に「自分は直接運転しなかった」と陳述している。

ハフポスト韓国版の記事を翻訳・編集しました。

注目記事