【ラグビーワールドカップ】「有言実行できた!」「更なる挑戦が始まる」決勝T進出を決めた日本代表メンバーが歓喜のツイート

自身3度目のW杯出場となっている田中史朗選手は、「これからも日本ラグビーをよろしくお願いします」とファンに向けて呼びかけた。
1次リーグ・日本-スコットランド。ベスト8進出を決め、記念撮影する日本代表ら=13日、横浜国際総合競技場
1次リーグ・日本-スコットランド。ベスト8進出を決め、記念撮影する日本代表ら=13日、横浜国際総合競技場
時事通信社

ラグビー日本代表は10月13日、1次リーグ最終戦でスコットランドと対戦し、28対21で勝利した。この試合の結果、A組で1位が確定した日本は史上初のワールドカップ決勝トーナメント進出を決めた。

日本中が歓喜に沸く中、リーチ・マイケル主将は試合後の記者会見で、「台風で避難している人たちに、少しでも勇気を与えられたと思います。今日はただの試合というわけではありませんでした。 試合ができただけで嬉しいですし、応援をいただいてありがたい」と、台風19号で甚大な被害を受けた地域や被災者に思いを寄せた

激闘を終えた選手たちは試合後、続々と喜びや感謝の気持ちをツイッターで綴っている。その一部を紹介する。

スコットランド戦に臨むリーチマイケル(中央)ら日本代表=13日、横浜国際総合競技場
スコットランド戦に臨むリーチマイケル(中央)ら日本代表=13日、横浜国際総合競技場
時事通信社

福岡堅樹選手「台風の被害の中で開催に尽力してくれたたくさんの方々の力があってこそ」

13日のスコットランド戦で2トライを獲得し、マン・オブ・ザ・マッチ(その試合の最優秀選手)に選ばれたウイング(WTB)の福岡堅樹選手は試合後、「これが新たな日本ラグビーの歴史だ!本当にたくさんの応援ありがとうございました!!」と声援を送ったファンに感謝を述べた。

また一夜明けた14日、「一夜明けてテレビを見てると、本当にベスト8という目標を達成できたんだという実感が少しずつでてきました。このような最高の勝利を得られたのも、台風の被害の中で開催に尽力してくれたたくさんの方々の力があってこそです。日本を代表してプレーできること、本当に誇らしく思います」と綴った。

福岡選手は、東京オリンピック後は現役を引退し医者を目指すことを公言している

松島幸太朗選手「有言実行できた」

13日の試合で、反撃の狼煙を上げる日本最初のトライをあげたフルバック/ウイング(FB/WTB)の松島幸太朗選手。現在の獲得トライ数5は、ウェールズのジョシュ・アダムズと並んで大会トップタイだ。

その松島選手もツイッターで14日、「有言実行できた!日本が台風で大変な時に、勝利という最大の事ができて良かった! みんなで乗り越えていきましょう! What a day!!!」と、スコットランドに勝つという目標を達成した喜びを綴っている。

日本は次戦、決勝トーナメントの準々決勝で南アフリカと戦うが、松島選手は過去U-20南アフリカ代表入りを辞退して日本代表に入ったという経緯がある

トライ数をさらに伸ばすことができるか注目だ。

稲垣啓太選手「ここから更なる挑戦が始まる」

13日の試合で日本代表初トライを決めた、プロップ(PR)の稲垣啓太選手。

稲垣選手は試合後に撮ったとみられる写真を1枚あげたうえで、「歴史を作った。ここから更なる挑戦が始まる。台風で被害に遭った日本を元気にしようぜ」と、初進出となる決勝トーナメントを“更なる挑戦”とし、20日の南アフリカ戦に向けて気持ちを高めていた。

田村優選手「夢が叶った」

スタンドオフ(SO)の田村優選手はスコットランド戦の後、「夢が叶った」と投稿。

今大会の一次リーグ終了時点での得点ランキングで田村選手は現在48得点で1位となっている

2位のフェリペ・ベルチェシ(ウルグアイ)には18点差をつけており、大会得点王にも期待がかかる。

姫野和樹選手「どんな時も体を張り続けた仲間を誇りに思う」

タックルされて倒れた相手のボールを拾い上げて奪う、ジャッカル

このプレーで何度も日本のピンチを救ってきたフランカー/ナンバーエイト(FL/No.8)の姫野和樹選手。

姫野選手は試合後、「新たな歴史を作りました!!苦しい時、共に戦い、声援を送り続けてくれたファンの皆さんありがとうございました!そして、どんな時も体を張り続けた仲間を誇りに思います」とファンに向けて感謝を示し、激闘を共に戦った仲間への思いも綴った。

田中史朗選手「これからも日本ラグビーをよろしくお願いします」

2013年に世界最高峰のインターナショナルプロラグビーリーグ・スーパーラグビーに日本人として初めて参戦したスクラムハーフ(SH)の田中史朗選手。

自身3度目のW杯で、ベスト8となる初の決勝トーナメント進出を決めたことを「悲願」と表現し、直近の2年間では苦しい思いがあったことも明かした。

ようやく悲願のベスト8を達成する事が出来ました。 この2年間は本当にしんどくて何度もくじけそうになりましたが、沢山の方々に支えていただいたおかげで今日という日を迎えられました。 本当にありがとうございます。 まだ戦いは終わってないので、これからも日本ラグビーをよろしくお願いします。

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