ゴーン被告、日産関係者の実名挙げる。「陰謀に関わった」と主張

カルロス・ゴーン被告は、「私はレバノンという国を尊重しています。レバノンが困惑することを申し上げるつもりはない」として“日本政府関係者”の詳細の説明を避けた。
カルロス・ゴーン被告(Getty)
カルロス・ゴーン被告(Getty)
JOSEPH EID via Getty Images

「一連の事件は、自分を失脚させるためのクーデターだ」と主張していた、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告。

1月8日夜に逃亡先のレバノン・ベイルートで記者会見し、改めて無罪を主張。かねてから予告していた「陰謀」を企てたとする日産幹部の実名も挙げた。「陰謀」を企てたとする日産幹部の実名も挙げた。

ゴーン被告は「ルノーの影響力を払拭するためには私を排除するしかないと考えた」として、一連の事件を「陰謀」だと主張。

陰謀を企てた“主要な人物“だとして、西川廣人氏(前社長兼最高経営責任者)、ハリ・ナダ氏(専務執行役員)、大沼敏明氏(元秘書室長)、豊田正和氏(社外取締役)、今津英敏氏(前監査役)、川口均氏(前副社長)らの実名を挙げた。

自分の逮捕には「日本政府と関係がある人物」が関係していると主張していたゴーン被告。

会見で、豊田氏の関与を示唆した一方、「私はレバノンという国を尊重しています。私を受け入れてくれたことに感謝しています。レバノンが困惑することを申し上げるつもりはない。なので、この部分についてはお話しできない」と語った。

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