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2020年01月14日 12時51分 JST | 更新 2020年01月15日 17時35分 JST

「女性専用車両」取り上げたテレビ番組、女性蔑視だと批判の声 「羽鳥慎一のモーニングショー」が放送

「ブランドがかぶり、どちらが新作かなどのマウントの奪い合い」など、女性同士のトラブルの内容を4枚のイラストで紹介していた。

EPA=時事
女性専用車両

テレビ朝日系列の情報番組「羽鳥慎一のモーニングショー」で、「女性専用車両に乗らない女性が増えている理由」をテーマにした特集が放送された。その内容が性差別的だとして、批判が上がっている。

 

「ブランドでマウントの奪い合い」「香水の匂いがきつい」…

問題になっているのは1月13日に放送された番組内のコーナー。番組独自の取材と切り口で注目ニュースを伝える企画だという。

コーナーでは「戦場と化す女性専用車両」とテロップを付け、「女性専用車両で起きている女たちのバトルに迫ります」と紹介した。

「香水の匂いがきつい」「座席の奪い合い」など、女性専用車両でのネガティブなエピソードを街頭インタビューで伝えた。

さらに、4枚のイラストを紹介。「ファーやポニーテールが顔にかかる」「ハイヒールを履いている人が多く、揺れに耐えられず次々にもたれかかってくる」「ブランドがかぶり、どちらが新作かなどのマウントの奪い合い」「男性がいないので、周囲の視線を気にせずスマホに没頭」ーーなどと女性専用車両内でのトラブルの事例を挙げた。

スタジオでは、アシスタントの斎藤ちはるアナウンサーも「後ろを通ろうとしたらケツアタックされたことがある」などとして「(女性専用車両には)乗るとストレスが溜まるので乗らない」とコメント。コメンテーターからは「女性の方が我が強いから」「男性の目がないから」などの声が上がっていた。

 

「女性専用車両」特有の問題なの…?

こうした内容に対し、Twitterでは「女性嫌悪をここまで堂々と放送するとは」「臭い人、どかない人等は通常車両でも頻繁にいるのに、それがあたかも女性専用車両特有の問題かのように描写すること自体が女性蔑視」などと批判の声が上がっている。

一般社団法人「日本民営鉄道協会」が毎年公表している「駅や電車内の迷惑行為ランキング」では、2019年度の5大迷惑行為は以下の通りとなっている。

1位 座席の座り方(詰めない、足をのばす等)
2位 乗降時のマナー(扉付近で妨げる等)
3位 荷物の持ち方・置き方
4位 スマートフォン等の使い方(歩きスマホ・混雑時の操作等)
5位 騒々しい会話・はしゃぎまわり

(2019年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング)

席の奪い合いや揺れに耐えられずにもたれかかってくる行為、ファーなどが顔にかかったりスマホに没頭したりという不快行為は、女性専用車両特有のものとは言えなそうだ。

匂いの感じ方やは人それぞれだが、「くさいと思ったことはない」「一般車両の体臭や口臭、アルコール臭の方が問題」などと指摘する声も。

JR東日本の広報担当者は「どの鉄道会社の女性専用車両を指しているのか分からず、内容の確認は難しい」としたうえで、「現時点ではそのような問題が起きているとは把握していない」と話している。