家族に感染者が...。看病はどうする?新型コロナウイルスの予防のために知っておきたい、4つのこと

感染が拡大し予防に関するデマ情報まで出回る中、「正しい」情報に触れることが何より重要だ。
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新型コロナウイルスの日本国内での感染報告が相次ぐ中、政府は2月24日、専門家会議で「これからの1~2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」とし、翌25日には対策の基本方針を発表した

基本方針では、手洗いや咳エチケットなどの徹底や発熱等の症状が見られる場合は休養し、外出を自粛をすることなどを呼びかけた。

一方、SNSでは予防法に関するデマ情報が拡散するなど、情報が錯綜する事態となっている。正しい予防法をはじめ、感染が疑わしい場合に取るべき対応などを4つにまとめた。参考にしてほしい。

①まずは「正しい」手洗いが基本

手洗いの正しい手順
手洗いの正しい手順
厚生労働省

新型コロナウイルスをはじめとする感染症を予防する手段の基本とされているのが、まず「手洗い」だ

日常生活の中でも、ドアノブや公共交通機関のつり革などに触れることで、手にウイルスが付着する可能性もある。正しい手順で行うことがなにより大切だ。

厚生労働省は、手洗いの他にも3つの「咳エチケット」を紹介している。

マスクを着用してない時やマスクがない時は、ティッシュやハンカチで口を覆ったり、とっさの時には手ではなく袖で口や鼻を覆う方法でウイルスが飛散するの防ごうと呼びかけている。

②マスクのつけ方・外し方、間違っていませんか?

イメージ図
イメージ図
d76 masahiro ikeda via Getty Images

続いて、多くの人が予防のためにしているマスクの着用。

マスクは現在、全国的に品薄状態が続いていて、高額転売や抱き合わせ販売が行われるなど大きな問題となっているが、せっかく手元にある人も誤った方法で着脱していると効果は見込めないという。

手洗いの場合と同様、マスクの装着も「正しい方法」を知っておく必要がある

着用に際しては、マスクの表面のひだを伸ばして鼻からあごまでを確実に覆うことが特に重要になる。

一方、盲点となっているのが「外し方」だ。

ついつい使用後のマスクの表面を掴んでゴミ箱に捨ててないだろうか?

自治医科大付属さいたま医療センターによると、マスクの表面には、ウイルスが付着している可能性があるとして、マスクの表面には触らず、耳の付近のゴムを掴んで外すよう呼びかけている。また、外したら手洗いも忘れずに。

正しいマスクのつけ方
正しいマスクのつけ方
自治医科大付属さいたま医療センター

③もし、「家族」が感染したら...

新型コロナウイルスの感染が家族全体に広がってしまうケースも出てきている。

神奈川県相模原市では、JR東日本に勤務する50代の会社員の男性とその妻、そして20代の娘2人の家族4人の感染が確認されたと報じられた

家族内で感染した明確な原因は明かされていないが、自宅で身内を看病するうちに自分も感染してしまったという可能性はあるだろう。もし身内に感染が疑われる症状が出た時はどう対応すべきなのか。

仙台市の東北医科薬科大学病院は2月25日、感染した、もしくは感染が疑われる家族を看病する際のポイントをまとめたハンドブックをネット上で公開した

東北医科薬科大学病院が公開したハンドブックより
東北医科薬科大学病院が公開したハンドブックより
東北医科薬科大学病院

ハンドブックによると、接触のリスクを下げるため、可能な限り看病を行う人は1人に限定することを推奨した上で、以下の3つの点に気を配るよう説明している。

・看病の際には手袋やマスクをつけて行い、使い終わったらビニール袋にいれて袋を閉じて捨てる

・看病のたびにこまめに手洗いをする

・看病する人も毎日2回は体温測定をして、感染症状が出てこないか十分に気を付ける

④「感染しているかも...」と思ったら?相談窓口はこちら

最後に、感染が疑われるような症状による体調不良が続いた場合は、どうすればいいのか。

そんなときは、全国の各自治体が保健所などに設置している「新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター」に問い合わせるという方法がある

担当者が電話で聞き取りを行い、感染の疑いがあると判断した場合は、「帰国者・接触者外来」が受診できるよう、医療機関を紹介する仕組みとなっている。

37.5℃以上の発熱が4日以上続いているなど感染が疑われるような症状が出ている場合には各自治体の窓口に相談してみてほしい。

【各自治体の問い合わせ窓口などはこちら】