東京都の学校、休校の判断は? 新型コロナウイルスの懸念広がる【UPDATE】

東京都内では2月26日時点で、35人の感染が確認されている。
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【UPDATE 2020/2/27 18:50】NHKニュースによると、安倍晋三首相は27日午後6時に開かれた対策本部で、全国すべての小学校、中学校、高校に臨時休校するよう要請する方針を示した。期間は3月2日(月)から春休みまでという。

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新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、教育現場にも不安の声が広がっている。39人の感染が確認されている北海道では、2月27日から多くの小中学校が臨時休校となった。東京都では、どのような対応をとるのか。

生徒や教員、感染者確認したら臨時休校へ

東京都内では26日時点で、35人の感染が確認されている。

東京都教育委員会によると、都立の中高一貫校・高校・特別支援学校では、児童生徒や教職員が感染した場合、保健所などと協議した上で臨時休校の対応をとるという。期間の目安は14日間。

都内の小中学校については、同様の方針を区市町村教育委員会にも共有しており、各委員会や学校に判断を委ねるという。

また、東京都が26日に開いた新型コロナウイルスの対策本部会議では、卒業式の規模縮小や時差通学の実施、春休みの前倒しなどに取り組むことも話し合われた。

地域全体の休校は?

26日までに39人の感染が確認されている北海道では、北海道教委が、道内の公立小中学校を休校するよう市町村の教育委員会に要請。27日から多くの学校が休みとなっている。

また、千葉県市川市では、感染者が市内の同じフィットネスクラブを利用していたことから、市立の全小中学校を臨時休校にする方針を固めたという

東京都でも、地域全体で臨時休校する可能性はあるのか。

都教委の担当者は、「可能性はゼロではない」とした上で、「保健所や各自治体、教育委員会の意見や要請をふまえて、公衆衛生対策として臨時休校という措置をとるべきと判断した場合は、地域全体の臨時休業も考えられます」と話した。

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