【UPDATE】宝塚、トップお披露目公演も中止。歌舞伎もミュージカルも続々中止に…。新型コロナウイルス、劇場の対応まとめ

安倍晋三首相は今後2週間程度の大規模なイベントの中止や延期を要請しています。各社の対応は?

新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、安倍晋三首相が2月26日の対策本部で今後2週間程度の大規模なイベントの中止や延期を要請する考えを示したことを受け、演劇の公演中止も相次いでいる。

劇団四季

劇団四季は2月26日、各劇場で行われている公演をすべて中止すると発表した

中止となるのは「アラジン」や「ライオンキング」「キャッツ」など6公演。中止期間は2月27日~3月8日で、以降は状況を見ながら判断するとしている。

中止回のチケットは払い戻し対応をとるという。

松竹

松竹は2月27日、「安倍首相の要請を受け、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、松竹直営劇場の各公演を中止する」と発表した。

中止とされるのは、東京・歌舞伎座で3月2~10日に予定されていた「三月大歌舞伎」のほか、新橋演舞場の公演「八つ墓村」(2月28日~3月3日)や京都・南座の公演「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『新版オグリ』」(3月4~10日)など。

3月11日以降の公演は、実施する予定。中止回のチケットは払い戻し対応をとるという。

東宝

東宝も、2月28日から3月10日までの各公演を中止すると発表した

中止となるのは、以下の公演。

・帝国劇場「Endless SHOCK」

・シアタークリエ「VOICARIONⅦ~女王がいた客室~」

・日生・梅田芸術劇場「天保十二年のシェイクスピア」

・日生劇場「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~」

「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」は、ミュージカルの巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバー氏が手がけた日本初演の作品で、三浦春馬さんと生田絵梨花さんを主演に、3月7日に初日を迎える予定だった。

「天保十二年のシェイクスピア」は2月29日が日生劇場の千秋楽、3月5日が梅田の初日の予定だった。

中止回のチケットは払い戻し対応をとるという。

宝塚歌劇団

一方、宝塚歌劇団は2月27日午後2時時点では「中止の予定はない」としている。

本拠地・宝塚大劇場では星組のトップコンビ礼真琴さんと舞空瞳さんのお披露目公演中。

東京でも、退団を発表したばかりの雪組のトップコンビ望海風斗さんと真彩希帆さんが出演する公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の初日が開いたばかりだった

広報担当者は「周囲の劇場の様子も見ながら、現在も協議を進めているところです」と話している。

【UPDATE 2020/2/27 18:51】

宝塚歌劇も2月27日午後6時50分ごろ、「政府の方針を受け、2月29日より当面の間、公演を中止する」と発表した。中止期間は3月8日までを予定している。発表後、ホームページはしばらく繋がりにくい状態となった。

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