トランプ氏の会食に同席したブラジル政府高官、新型コロナに感染⇒ホワイトハウス「ほとんど交流していない」

トランプ大統領の夕食会に同席したブラジル大統領府の高官に3月12日、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが明らかになった。

CNNなどが報じている。

感染が確認されたのは、ブラジルのボルソナロ大統領の報道・広報役を務めるファビオ ワインガルテン氏。

CNNなどによると、ワインガルテン氏は先週末、フロリダにあるトランプ氏が所有する施設で開かれた夕食会に同席した。

ワインガルテン氏は3月8日ごろ、Instagramに夕食会で撮影したとみられる写真を投稿。トランプ大統領の左隣に写っている。ボルソナロ大統領やペンス副大統領も写っている。

ブラジルのテレビ局「Poder360」の映像を確認すると、トランプ大統領の真後ろに写っている様子も確認できる。

NBCニュースによると、ワインガルテン氏の容体は明らかになっていないが、現在は自宅隔離され療養中という。ボルソナロ大統領の容体も観察中だという。

トランプ大統領はホワイトハウスで報道陣に問われると、夕食会でボルソナロ大統領と隣席で会話したと認めた上で、「おそらくボルソナロ大統領は検査を受けているだろう」「心配はしていない」と答えたという。

ホワイトハウスは声明で「トランプ大統領とペンス副大統領は陽性反応がでた人物とほとんど交流していない。現時点で検査の必要はない」と発表した。

ガーディアンによると、ブラジル政府は声明で「大統領府の医療サービスは、ボルソナロ大統領や訪米の同行者、大統領府の全ての職員の健康を守るために必要なあらゆる予防措置を講じている」と説明している。