これからの経済
2020年03月14日 17時10分 JST | 更新 2020年03月14日 17時51分 JST

“Zoom飲み”、実際にやってみた。テレワークの会議以外の使い方が「楽しくて新しい」と話題【新型コロナ】

新型コロナの感染拡大の影響で在宅勤務やテレワークの機会が増え、注目を集めている『Zoom』で「飲み会」をしてみた。ネットでは「経済を変えそう」との声も。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、テレワークが推奨され在宅勤務の機会が増える中、ビデオ会議システム『Zoom(ズーム)』が注目を集めている。

臨時休校の措置により授業が出来なくなっている事態を受け、遠隔での「オンライン授業」に役立ててもらおうと、企業のみならず学校などにも提供されている。

そんな便利なツールだが、SNSなどではこれを「飲み会」に活用した“Zoom飲み”が「楽しくて新しい」などと話題となっている。いったい、どんな感じなのだろうか。実際にやってみることにした。

Huffpost Japan
“Zoom飲み”、実際にやってみた。

“Zoom飲み”を楽しむための「基本」

オンライン会議を開くにしても飲み会を開くにしても、『Zoom』の使い方は基本的に同じで、ミーティングを自ら主催するか、すでに開催されているミーティングに参加するという2つの方法がある

会議に使用する際は、状況に応じて、ビデオをオフにして映像を表示せずに参加したり、自ら発言をするとき以外は自分の周辺環境の雑音を拾わないようマイクをミュート(音消し)したりできる。

ただ、“Zoom飲み”の場合は、ぜひこれらをオンの状態にしよう。そうすれば、相手と直接向かい合って飲んでいるような感覚で楽しむことが出来る。

HARUKA OGASAWARA
“Zoom飲み”では、ビデオをオンにして映像を表示し、マイクはミュートせずに楽しもう

何人と飲める?時間制限はどれくらい?

ここまで読んで「“Zoom飲み”いいかも」と思った人が次に疑問に思うことは、「最大何人と飲めるか」「時間はどれくらいなのか」の2点かもしれない。

結論から言えば、無料版を使った場合、1対1であれば時間は無制限。3人以上であれば1回のミーティングにつき最大40分だ。主催者は100人の招待が可能なので、大規模な飲み会も、やろうと思えば出来る。

『Zoom』の料金プランは、無料版の「基本」と有料の「プロ」「ビジネス」「企業」の4つに分かれているが、仕事上の簡単なミーティングや“Zoom飲み”であれば無料版で十分事足りる。

Zoom公式サイト
Zoomの料金体系

今回は、お酒とおつまみをいくつか購入し、1対1で“Zoom飲み”をしてみた。

Wifiの接続が悪い時に一時的に会話が途切れてしまったが、再度繋いだら全く問題なく、会話を楽しみながら美味しくお酒が飲めた。

“Zoom飲み”をするメリットを考えてみた

話題の“Zoom飲み”を実際にやってみた感想だが、筆者としては「従来の飲み会のあり方を変えるかもしれない」と思った一方、やはり“リアルな”飲み会の魅力もあるとも感じた。

まずは、“Zoom飲み”のメリットから考えてみる。

まずは何と言っても、わざわざ外に出ることなく、自宅などでその場で誰かと繋がって飲めること。特に、外に出ると新型コロナウイルスの感染リスクがある現在の状況などにおいては選択肢の1つになるかもしれない。

次に、居酒屋やお店で飲むときと比べて気軽で、周りの目を気にしなくて良い。

“Zoom飲み”はプライベートな空間にPCかスマホが1つあれば楽しめるし、お店で飲むときに比べて、自分の会話が他人に聞かれることはあまりないだろう。

編集部のスタッフに聞いてみると「居酒屋で会話をする時は、結構周囲を気にしてしまうから、その点“Zoom飲み”はよい」という意見も出た。

また「“Zoom飲み”だと、飲み会に出掛けるためにわざわざ着替えたりする事もなく、そのための時間も有効に使える」との声もあがった。

仕事や育児などで忙しくなかなか外に飲みに出掛けられない人でも、オンラインでの飲み会ならば開きやすいかもしれない。

一方、デメリットとしては、“Zoom飲み”ではリアルな店舗に行かなくて済む分、実際にお店を訪れることで味わえる空間そのものや雰囲気を楽しむことが出来ない。

また「1軒目、2軒目」というように店を替える必要がないため、シチュエーションがある程度一定になってしまう。

いわゆる“店をハシゴする”といった楽しみ方が出来ないため、そういった楽しみ方が好きな人には、少々退屈に感じるかもしれない。

Huffpost Japan
話題の“Zoom飲み”をやってみた

この“Zoom飲み”について、Twitterでは「楽しくて新しい」「意外に楽しくて可能性を感じた」「この飲み方が流行ると、Uber Eatsとか宅配業者の需要が増えたり経済を変えそう」などの声があがった。

一方、「ビデオをオフにしたのに音をミュートせず、トイレの音を聞かれた」など失敗談もさっそく出ていた。