「休んでたって、ここにいる」サンリオピューロランド、臨時休園の“裏側”をYouTubeで公開。ディズニーも特別動画を配信

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で臨時休園中のテーマパーク。動画配信に込められた思い。
ピューロランド公式YouTube
ピューロランド公式YouTube
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で臨時休館中の東京都多摩市のテーマパーク『サンリオピューロランド』が3月22日、公式YouTubeで休園中の裏側を公開した。その動画がネット上で話題となっている。

同施設は2月22日から臨時休館している。

公開された動画は、2本で、共に【ピューロランドから皆様へ】と題されたもの。

1本目は、雨が降るなか休園中の誰もいない園内の映像が映し出され、「休んでたって...」というメッセージから始まる。

続いて、作業員が園内の照明を調整する様子やレストランのシェフが新メニューを考案し調理する様子、アトラクションを試運転を確認する姿など、休園中も運営の準備に勤しむスタッフたちを紹介。

主役のハローキティはこの間、ショーのためにダンスを練習していた。

動画の最後は「休んでたって、ここにいるよ。」という言葉で締めくくられた。

2本目の動画も「休んでたって...」というメッセージから始まるが、今度はサンリオのキャラクターたちがメイン。

誰もいない劇場にハローキティが現れ、「みんな何してるかなぁ。今日は私、本を読むね」と一人で呟く。

キティの朗読が始まると、ポムポムプリンやマイメロディ、バッドばつ丸といったおなじみのキャラクターたちが園内を掃除する様子が次々と映し出される。

キティの朗読が終わると、動画の最後には「虹は、みんなの上に。」というメッセージが添えられた。

新型コロナウイルスによる臨時休園中で、来園者を迎え入れることはできないが、運営の再開に向けた準備の模様をユニークな形で紹介した。

この動画はネット上で早速話題となり、「行きたくなった」「キティちゃんの言葉に涙が出てきた」「子どもが久しぶりにサンリオの仲間をみられて喜んでいた」など賞賛の声があがった。

ディズニーも特別動画を公開「異例の試み」

臨時休園中のテーマパークの動画配信の取り組みは他にもある。

千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートも、3月19日から公式YouTubeでショーコンテンツの一部をスペシャル動画として配信する試みを実施

3月24日午前8時現在で、100万回以上再生されるなど注目を集めた。

同リゾートを運営する株式会社オリエンタルランドの広報担当者は、ハフポストの取材に「(前回長期で休園となった)2011年当時にはなかった異例の試みです。新型コロナの影響でパークに訪れることが出来なくなった方にも、少しでも楽しんで頂きたいと思います」とコメントしている。

サンリオピューロランドと東京ディズニーリゾートは、ともに臨時休館・休園の期間を4月上旬まで延期と発表している。

しかし、休園中もファンの心を掴んで離さなかった。

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