「桜はきっと来年も咲きます」小池百合子都知事、外出自粛を改めて要請(定例会見)

目黒川についても「河川敷での花見も控えていただきたい」として、目黒区に対応を促した。
小池百合子都知事(東京都の新型コロナウイルス対策本部会議で、3月27日撮影)
小池百合子都知事(東京都の新型コロナウイルス対策本部会議で、3月27日撮影)
時事通信社

東京都の小池百合子知事は3月27日の定例記者会見で、都内の新型コロナウイルスの感染者が新たに40人確認されたと発表した。感染者の内訳などの情報は確認中で、今後も数字は増える可能性がある。

小池知事は「今、世界の共通の合言葉は『ステイアットホーム』。皆さん健康のために協力しているのが現状です」と語り、外出自粛を求めている週末について「ご自宅でいろんな過ごし方を工夫してください」と強調。

満開は過ぎたものの見頃が続く都内の桜についても、花見を控えるよう呼びかけた。

「来年も桜はきっと咲きます。お花見は、また来年も咲きますので、楽しみにとっておいて、ここはみんなで難局を乗り越えることでご協力をいただきたい」

都内の桜の名所として知られる上野公園や代々木公園、井の頭公園では花見ができるスペースや通りを一部封鎖することが決まっている

小池知事は目黒川についても「河川敷での花見も控えていただきたい」として、目黒区にも対応を促した。目黒区は「対応を検討中」としている。

Twitterでは「#StayAtHome」のハッシュタグとともに、自宅での過ごし方などを投稿する動きが世界的に広がっている。

小池知事は25日の夜に緊急記者会見を開き、「感染爆発(オーバーシュート)の重大局面にある」として週末の外出自粛を要請。26日には都に隣接する埼玉、神奈川、千葉、山梨の首長とイベントや外出自粛などを求める共同声明を発表していた。

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