志村けんさんが死去。新型コロナウイルスに感染、肺炎を発症していた

お別れ会などは遺族と相談の上、検討するという。
志村けんさん
志村けんさん
時事通信社

新型コロナウイルスに感染し、都内で入院中だったタレントの志村けんさんが3月29日午後11時10分、肺炎のため亡くなった。70歳だった。所属事務所のイザワオフィスが3月30日に発表した。

通夜や葬儀は近親者のみで執り行う。お別れ会などは遺族と相談の上、検討するという。

イザワオフィスは3月25日、志村さんが新型コロナウイルス検査で陽性が確認され、都内病院で入院中であることを発表していた。

志村さんは、3月17日に倦怠感の症状があったため自宅静養し、19日に発熱・呼吸困難の症状を訴えていた。20日に都内病院に搬送され、重度の肺炎との診察を受けたという。同日から入院し、23日に新型コロナウイルス検査の結果、陽性が判明した。

志村けんさんは、1950年2月20日生まれ。東京都東村山市の出身。高校卒業後にお笑いグループ「ザ・ドリフターズ」の故いかりや長介さんに弟子入りした。

付き人時代を経て、1974年にザ・ドリフターズの正式メンバーに。バラエティー番組「8時だョ!全員集合」(TBS系)に出演し、番組で歌った『東村山音頭』は大ヒットとなった。その後、「志村けんのバカ殿様」(フジテレビ系)、「志村けんのだいじょうぶだぁ」(同系)などの看板番組で、お茶の間に愛されるキャラクターとして活躍した。

現在は「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)、「志村でナイト」(フジテレビ系)のレギュラー番組を抱えており、2020年12月公開予定の松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』で、俳優の菅田将暉さんとダブル主演を務めることが決まっていたが、闘病のため出演を辞退していた。

また、3月30日にスタートするNHK連続テレビ小説『エール』の撮影にも参加していたという。

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