新型コロナウイルスに感染したことを公表しているイギリスのボリス・ジョンソン首相は3月31日に公式Twitterを更新し、同日朝の閣僚会議をオンラインで行ったことを明かした。
ジョンション首相が投稿したZoom会議の画面には、「Cabinet Room(内閣)」というアカウントに数人が距離を置いて座っている様子が写っている。ジョンソン首相以外の閣僚も自宅などからリモートで参加しており、外出禁止となっている国民への強いメッセージとなっている。
ジョンソン首相は「私たちから国民へのメッセージは、『家にいて、命を守ろう』ということだ」と訴えた。
また、住宅や地方自治の担当大臣ロバート・ジェンリック氏が投稿した5歳の息子の動画ツイートを引用し、「ケイディン、家にいてくれてありがとう。君のような人々を守るため、私たちはできることを全てやる」と決意をつづった。
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出禁止令が出ているイギリスでは、記者会見もオンラインで開催している。
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WHO(世界保健機関)によると、4月1日公表時点でイギリス国内の新型コロナウイルス感染者は2万2145人、死者は1408人となっている。
ジョンソン首相は3月27日に新型コロナウイルス感染を告白し、自宅で自主隔離を始めていた。
28日には、国内の全市民にあてて手紙を送付。「国民医療制度(NHS)がパンクしないように外出を控えてほしい、1人1人の行動が多くの命を救うことになる」と呼びかけていた。
BBCによると、ジョンソン首相の手紙と一緒に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についての情報や外出規制に関する政府のルール、感染リスクの高い人たちの守り方などが書かれた冊子も戸別送付されたという。
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