「乗らないタクシー」始めます。新潟の“つばめタクシー”の告知が話題。買い物や薬の受け取りなどを代行

外出自粛が続く中、新潟県長岡市の「つばめタクシー」がTwitterに投稿。「全国的に広がってほしい」など、賞賛が相次いだ。

緊急事態宣言が日本全国に出され、各地で外出の自粛が続く。しかし、日用品の買い物や常備薬の受け取りなど、どうしても出かけなければならない用事がある人がほとんどだ。

そんな中、新潟県長岡市のタクシー会社「つばめタクシー」がTwitterに投稿した買い物代行などを行う「乗らないタクシー」が話題になっている。

スーパーなどでの買い物代行や薬の受け取り代行、書類の受け渡しの代行などを想定。運転手が代理で料金を支払って商品を受け取り、自宅など指定の場所まで届けるといった方法で、4月20日から始める。料金は利用時間によって決まり、感染拡大の影響下では特別価格で行うという。

4月17日、Twitterに告知を投稿すると、4月18日昼過ぎまでに3.3万回リツイートされて拡散。「全国的に広がってほしい」「凄く良いアイデア」など、多くの応援コメントが寄せられた。

つばめタクシーはハフポスト日本版の取材に「感染拡大の影響でお客さんが減っている。一方で、必要な外出でもためらう方もいるので、こうした需要が増えているのではないかと考えた」と話す。予想以上に多くの反響が寄せられ驚いているという。

まだどういった依頼ならば引き受けられるか精査している部分もあり、今始めるべきか葛藤もあったという。ただ、Twitterで「やれることから始めようということになりました」と明かし、「『こんな方法がいいと思う』があれば教えていただきたいです」と協力を求めた。

「乗らないタクシー」は、通常の業務とは異なる「救援事業」として、運輸局に届け出。こうした事業を行なっているタクシー会社は他にもあるが、緊急事態宣言が全国に広まったタイミングで、より注目を集めた形だ。

つばめタクシーは「多くの人が外出を控えている今、困っている方も多いと思う。少しでもお役に立てればうれしい」としている。

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