新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
2020年04月25日 11時25分 JST | 更新 2020年06月03日 17時26分 JST

【解説】“偽Zoom” の「見破り方」は?さっそく詐欺相談も…見分け方や相談窓口を紹介します

テレワークやオンライン飲みなどの機会が増えたことで利用者が急増したZoom。騙されないために気をつけるべき注意点。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレワークや在宅勤務の機会が増え、オンライン会議などで使用することが増えているビデオ会議システム『Zoom(ズーム)』。

最近では、仕事以外にもZoomを活用してオンライン飲みを楽しむ人も増えているが、不必要な金を要求される“偽のZoom”が出回っている。

騙されないために、見破り方や注意点を調べた。参考にしてほしい。

Getty Images
オンライン会議のイメージ写真

情報処理機構(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口は4月23日、Twitterで【怪しいZoomに注意】と題し、注意喚起。

「検索でヒットしたサイトからパソコンにZoomをインストールして起動したらセキュリティ警告が表示され、表示先の電話番号に電話をしたらサポート料金を請求された」など、不必要なサポート費用の請求について相談が複数寄せられているという。

IPAはこれについて、「正しいZoomではなかったのが原因で偽の警告が出たと推測されます」とした上で、「Zoomに関する検索結果に、正しいZoomではないサイトが紛れている可能性があります。検索結果から安易にダウンロードしないでください。必ず、信頼できる正規のサイトからダウンロードしてください」と利用者に呼びかけた。

偽Zoom、見破りのポイント・注意点は?

IPAによると、偽Zoomによる詐欺は大きく2つの手口があるという。

1つには、「パソコンがウイルスに感染している」など、偽の警告画面をパソコンに表示させた上で、有償ソフトウエアの購入に誘導するもの

2つ目は、1つ目の手口と同様に偽の警告画面をパソコンに表示させ、画面に記載されている連絡先に電話をかけさせ、オペレーターの遠隔操作による有償サポート契約へ誘導するものだという。

偽Zoomを見破るには、いくつかのポイントがある。

「警告画面」に注意

まずは、「警告画面」が突然表示される場合だ。

IPA公式サイト
突然表示される警告画面の例

サイトを閲覧している最中に、「お使いのコンピューターはウイルスに感染しています」「Windowsのシステムが破損します」「○○○個のシステムの問題が見つかりました」「○秒以内に対応しないとデータが全部削除される」 などのポップアップやサイトの警告画面が突然表示されることから始まるという。

その際、警告音や警告メッセージを音声で流して不安をあおる手口も確認されている。

これらの文言が出てきたら、不要に先にアクセスしないよう注意が必要だ。

 「企業ロゴ」にも注意

次に注意するべきは、表示される「企業ロゴ」だ。

IPA
「企業ロゴ」の表示にも注意が必要だ

偽サイトにアクセス利用者を信用させるため、画面上に『Microsoft』など、実在する企業のロゴマークが使われているケースがあるという。

ロゴなどを表示することによりパソコンの修復の必要性を促し、セキュリティソフトをダウンロードするように仕向けているが、IPAによると「これらのセキュリティ警告ではいずれも実際のウイルス感染はなく、ポップアップメッセージ等を偽の警告画面として繰り返し表示させているに過ぎない」という。

また、画面上に出てくる企業とは関係はなく、「当該企業が提供する正規のサービスとみせかけるために、実在の企業のロゴが使われ、もっともらしく見せかけていると思われます」としている。 

総じて、このような場面に遭遇した場合は偽の警告画面を閉じるだけで解消されるという。冷静な対処が必要だ。

これらのポイントに注意して、騙されることなくZoomを正しく活用してほしい。

【もしも騙されそうになったら…】

詳しい対処方法 はこちら

 

・判断が難しい場合やソフトの購入やサポート契約を結んでしまった場合は、「消費生活センター」「IPAの安心相談窓口」に相談してください。