新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
2020年04月29日 17時02分 JST

岡村隆史、ラジオでの不適切発言を謝罪 「新型コロナ禍で仕事に対する不安を覚えている方々に不快な思い」

新型コロナによる生活苦で「短時間ですけれども美人さんがお嬢(性風俗サービス従業員)やります」と発言。それを「おもしろいこと」と表現していた。

吉本興業所属のお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史さんが4月29日、23日放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』内での不適切な発言を謝罪した。

岡村さんは同番組で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済や雇用の状況が悪化した結果、性風俗店で働かざるを得なくなる女性が出るという趣旨の発言をした。

さらにそれを「おもしろいこと」などと表現し、批判が集まっていた。

時事通信社
岡村隆史さん

吉本興業の公式サイトは、岡村さんのラジオでの発言に対する謝罪文を掲載

会社側は岡村さんと面談し、岡村さん自身が発言を深く反省しているとした上で、「4月30日の次回放送にて改めて本人より謝罪させていただく予定」と報告した。

掲載された謝罪文は、以下の通り。

4月23日(木)放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」における発言につきまして報告いたします。

 

当社としても、現下の新型コロナ禍で仕事に対する不安を覚えている方々に不快な思いをさせてしまう不適切な発言と考えており、本人と面談致しましたが、岡村自身発言を深く反省しております。

 

4月30日(木)の次回放送にて改めて本人より謝罪させていただく予定ですが、放送に先立ち本ウエブサイトにて以下のとおりコメントを掲載させていただきます。

――

この度は 4月23日(木)「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」の放送における私の発言により不快な思いをされた方々に深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。世の中の状況を考えず、また苦しい立場におられる方に対して大変不適切な発言だったと深く反省しております。

2020年4月29日 ナインティナイン 岡村隆史

吉本興業株式会社
「ナインティナイン岡村隆史のラジオ出演時の発言について」

ラジオでどんな発言をしていたのか?岡村さんの言葉を振り返る

謝罪した発言は、23日の放送で読者から寄せられた「今後しばらくは風俗に行けない」などという悩みを取り上げた際のものだった。

岡村さんは、「今面白くなかったとしても、コロナが収束したら絶対おもしろいことあるんですよ」と前置きした上で、「コロナ明けたらなかなかの可愛い人が、短期間ですけれども、美人さんがお嬢(性的サービスを提供する店員)やります。これなぜかと言えば、短時間でお金を稼がないと苦しいですから」と独自の見解を述べた。

さらに、「3ヶ月の間、集中的に可愛い子がそういうところでパッと働きます。そしてパッとやめます。それなりの生活に戻ったら」として「その3ヶ月のために頑張って今は歯食いしばって頑張りましょう。ぼくはそれを信じて今頑張っています」と発言した。

一連の発言の間には、番組のスタッフとみられる人からの笑い声も聴こえていた。

この岡村さんの発言に対しては、「女性蔑視だ」という批判が数多く寄せられたほか、「本当は社会福祉がここに入らないといけないのに、女性は風俗に誘導される」など、貧困の影響を受けた女性が性的な搾取の対象になりやすいという社会としての問題点を指摘する声も上がった。

ニッポン放送も謝罪 「制作スタッフにはより一層の教育を」

この事態を受け、番組を放送するニッポン放送は27日、公式サイト上に「認識の不足による発言」とする謝罪を掲載

岡村さんのラジオでの発言が「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」だったと認めた上で、「番組に関わる全ての制作スタッフには、迅速に、より一層の教育を図ってまいります」としていた。