新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
2020年04月30日 10時11分 JST

赤江珠緒アナ「軽症でも再び肺の検査を必須にできないか」 新型コロナ発症から11日目に肺炎で入院【全文】

「改善しているのか、悪化しているのかを自分で判断するのはかなり難しいというのが実感」と、自身がレギュラーを務める番組にコメントを寄せた。

新型コロナウイルスに感染し自宅療養を続けていたフリーアナウンサーの赤江珠緒さんが4月29日、肺炎のため入院した。同日、自身がパーソナリティを務めるTBSラジオの公式サイトで報告した。

番組に寄せたメッセージでは「軽症の方も数日後に、再び肺の検査を必須でできるような体制ができないだろうか…そうすれば救える命も増えるのではないか」と自身の見解をつづった。

TBSラジオ
『たまむすび』公式サイト

赤江さんは4月15日に新型コロナウイルス感染症を発症していたが、発症から11日目に改めて肺炎と診断された。

TBSラジオの公式サイトには、「我が家の場合」と断った上で、赤江珠緒さんの現在の病状やこれまでの経過などが記された報告文が掲載された。

その中で赤江さんは、自身が当初、軽症と診断されて自宅療養を続けていたにも関わらず11日目に肺炎と診断されたことを受け、「改善しているのか、悪化しているのかを自分で判断するのはかなり難しいというのが実感」として、「ですので、軽症の方も数日後に、再び肺の検査を必須でできるような体制ができないだろうか…そうすれば救える命も増えるのではないかと思いました」などとコメントを寄せた。

報告全文は、以下の通り。

ご心配をおかけしております。赤江珠緒です。
療養に入ってから番組にたくさんの温かいお言葉を頂き、本当にありがとうございます。心からお礼申し上げます。
通常のお気楽な番組のテイストに全く合わない内容ですが、リスナーの皆様に、大変ご心配頂いていますので、今の私の状況をできる範囲でご報告いたしますね。少し耳を傾けていただけると幸いです。私の症状は、4月15日に発症してから、連日37度5分ぐらいの熱が続いています。
当初は、味覚障害と多少の胸の痛み、咳はあったものの、レントゲン検査で肺炎症状もみられず、血液検査も、さほど悪い数字ではない「軽症」という診断で、娘がいるということもあり、自宅療養を続けていました。私の場合、症状の一つである熱は、微熱の範囲でしたが、寒気や体のだるさなどは有りましたので、解熱剤でしのいでいました。解熱剤を飲むと、幸いしばらくの間は平熱に戻ります。ですので、娘と通常生活を送る為に、解熱剤が欠かせませんでした。ただ、発熱は思ったより、だらだらと長引きます。
たとえ37度5分ぐらいの熱でも、10日も続けば、うんざりしてきます。その点が、「軽症」とはいえ、今までの風邪などとは違う感じがしました。そして、この病の特異な点は、何といっても、孤立、隔離を強いられる点です。
普通の病ならば、家族や友人に、看病をお願いすることもできます。私のように、子供のいる方なら尚更、その存在がありがたいでしょう。
ただ、このコロナウイルスの場合は全く打つ手がありませんでした。玄関まで支援物資を届けてくれる友人の厚意や、宅配の方々の努力によってのみ、生活を維持できる状況です。解熱剤で何とか症状を緩和しつつも、子供がいると昼間に眠ることなどは不可能なので、それは正直、結構きつい状況でした。

 

このような事を考えながら、娘と2人で、10日ほど家で過ごしましたが、医師の勧めで、あらためてレントゲン検査と血液検査をした結果、肺炎を起こしているということで発症11日目から入院となりました。

当初は軽症で肺炎症状もなかった私ですが、正直、自分が悪化しているのかどうかを判断するのは本当に難しかったです。
自宅から全く出られない日々の中で、そう簡単には病院に通うこともできず、「それほど悪くなっていない気もするしなあ~。もう少し様子をみるか。」と、自宅療養を続ける気持ちのほうが大きかったです。ただ、いざ検査をしてみると、即入院ということでした。今は入院して、症状が落ち着いていますが、あのままにしていたらと思うと少し怖いです。

恐らく、自宅療養されている方、軽症の方も、医療崩壊を避けるために、まだ入院は、と躊躇される方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。重症の方のためになるべく軽症なうちは病院に行かずに…と判断される方もいるかもしれません。軽症のまま完治される方も多いと聞きますので、そのまま乗り越えられる方もいらっしゃるでしょう。

ただ10日目を境に悪化するケースも頻発しているそうです。
実際に私がそうだったのですが、改善しているのか、悪化しているのかを自分で判断するのはかなり難しいというのが実感です。
ですので、軽症の方も数日後に、再び肺の検査を必須でできるような体制ができないだろうか…そうすれば救える命も増えるのではないかと思いました。
とにかく、隔離、孤立の中での、未知の病との闘いは、悪い情報ばかりが頭をよぎり、このままでいいのだろうか?と不安がつきまといます。
そう言った面からも、肺の状況を定期的にチェックできるなど、きちんと治っていっている、というプロセスを自覚できる体制は、心の支えになる気がします。

最近、大阪府が、親が罹患した場合の対策を考えているというニュースを見ました。我が家のように、両親ともに罹患した場合や、シングルで子育てをされている方、介護すべき家族のいるご家庭などは、こうした対策が、どうしても必要になってくると思いますので、期待したいです。

医療現場の方にお話を伺うと、今、病院内では、コロナウイルスの患者への診察の際には、内視鏡検査のときに使用される防護シートなどを、使い捨てで使用しているそうです。いわゆる「防護服」という完全重装備のものは、重症患者の人工呼吸器の装着などの際の、飛沫が相当飛ぶときに使用するそうです。
というのも、重装備な「防護服」は、着脱がかなり大変で、むしろ着脱の時に感染してしまう恐れがあるからだそうです。
なので、破り捨てて 使い捨てるタイプの「個人防護具」を通常は使用していて、この「個人防護具」が 今 医療現場で最も欲しいものの一つだそうです。

医療現場でも足りない防護具ですが、数に余裕が出来て、もし一般家庭でも使用出来れば、軽症で家にいる人を家族が見守れて、体調の急変にも、少しは対応できるかもしれないし、万が一、亡くなってしまった場合でも、多少はお別れができるかもしれない、、、。

これは私の体験を下に医療現場の方とお話して実現可能かどうか分からないまま申し上げています。罹患者を孤立させ過ぎない事が、闘病を楽にする方法だとは思うのですが、実際には難しいのかもしれません。

ただ、どちらにしろ 主に輸入に頼っているという防護具や医療マスクが、早く充足に行き渡るようにという事と、亡くなってそのまま会えないというような残酷な事態の打開策が、何かしら世の中から生まれてきて欲しいと切に願っています。

自分の体験から、今後のこの病との闘いの何かヒントになるものはないかと思いつくままに綴りました。

まだ、残念ながら、全国一律、同様の医療体制が整っているとは言えない病ですので、お住まいの場所や、家庭環境、体質、様々に問題点は異なると思います。

何度も申し上げますが、我が家の場合はという事で、その一例として、今の状況をご報告させていただきました。

夫は40度近い熱が続く状況で、早々に入院しておりました。肺炎が重症化し、一時は深刻な事態になりかけましたが、医療スタッフの皆さんのおかげで、もちなおし、現在は回復に向かい退院できました。

入院してから改めて、医療現場の皆様の有難さを実感しています。末尾になりましたが、本当に心から感謝申し上げます。

医療従事者の皆様のお陰で、私も快方にむけて進んでおります。
娘は相変わらず元気です。元気過ぎて、病室で体力を持て余していましたが、今は夫と共に自宅で過ごしています。

本当に沢山ご心配おかけしております。もう少し油断せずに療養いたしますので、番組のこと改めて宜しくお願いいたします。

ではまた!

2020年4月29日