『#検察庁法改正案に抗議』、城田優さんや小泉今日子さんら俳優も“参加”。「理解不能」「そんなに急ぐ必要あるんですかね」

政治家だけではなく、俳優やアーティストら多くの著名人も疑問の声を上げている。

検察官の定年を65歳に引き上げる法改正案の審議に反対する抗議活動の熱は、Twitter上で依然として高まっている。

『#検察庁法改正案に抗議します』が一時約200万を超えるなど「トレンド入り」したが(5月10日午前10時時点)、今回の抗議活動には俳優やアーティストなど多くの著名人が反応しているのが大きな特徴と言える。

欧米などでは俳優やアーティストらが政治や社会問題に対して声をあげることはよくあることだが、日本において、これほどまでに著名人らがこぞって声をあげることは珍しい。その声の一部を紹介する。

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ミュージカルなどでも活躍する俳優で歌手の城田優さんは10日、「大事なことは、ちゃんと国民に説明してから、順序に則って時間をかけて決めませんか? そんなに急ぐ必要があるんですかね」とつづった。

国民に対する説明がないことを指摘した上で、時間をかけずに重要な決定を下そうとする与党の姿勢を批判した。

お笑い界では、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが、TBSNEWSの報道を引用した上でTwitterで発信。

「もしおかしいと思ったら声あげよう」と呼びかけた上で、「検察という番犬を飼い慣らして、自分達を逮捕できないような仕組みを作ろうとしてるとしか思えない」と自らの見解を主張。

さらに「コロナで国民が生活という目の前のことに盲目になってるドサクサにまぎれてコソっと通そうとしてるところに姑息さを感じる」と綴り、未だ新型コロナの混乱にある中で法改正の審議を進めようとしている点を批判した。

批判の動きは、スポーツ界や音楽界にも。

元総合格闘家の高田延彦さんは、「摩訶不思議で理解不能。なんのために?誰のために?この大変な時期に姑息な事をやってんだい?何故に本人は辞退しないの?教えてよ?」と発信。

ロックバンド氣志團のボーカルを務める綾小路翔さんは、自らこのニュースを調べたと前置きした上で「由々しき事態」と表現。

「コロナ禍によるストレスも相まり、事実を把握しないまま、ただ陰謀論に煽られて盛り上がっているだけの人も実際多い。でも、こうして我々が政治や社会に疑問や関心を持つ事は有意義」と、政治家だけではなく著名人や国民たちが政治に対して興味を持つことの意義を訴えた。

その他、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんや俳優の小泉今日子さん(株式会社明後日)、秋元才加さん、井浦新さん、浅野忠信さんらもTwitterで発信するなどし、抗議に賛同していた。

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