韓国の性暴力「n番部屋事件」が映画化 「早すぎ」と批判の声

今年の下半期から制作に入る。
ハフポストコリア
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KIM HONG-JI / REUTERS

未成年者を含んだ女性への性搾取映像を秘密のチャット部屋で共有していた「n番部屋事件」を題材にした映画が作られることになった。

映画を制作するパランプロダクションは5月13日、映画「悪魔の部屋」が今年の下半期から制作を始めると明らかにした。ノ・ホンシク監督がメガホンを取り、未成年者の性搾取に対する復讐を描くという説明である。

ノ・ホンシク監督は10代の性売買を扱った「模範生」、故チャン・ジャヨン事件をモチーフにした映画「紙飛行機」などを制作したことで知られる。

彼は「未成年者に近寄る黒い手、犯罪が毒キノコのように広がるのに、誰もこれを解決するために立ち上がることができず、手をつけられないままで、この時から告発映画を企画するようになった」と述べている。

最近、数年の間でセウォル号の惨事を扱った映画「セウォル号」や、ソウル江南駅女性化粧室殺人事件をテーマにした映画「トイレット」など、実際にあった事件を映画化した作品が続々登場している。

しかしその大部分が、事件自体の注目度に便乗しようとする指摘や、被害者への配慮に欠けた事件の歪曲や美化がされているとの指摘を受けてきた。

制作者は「現在、俳優のキャスティングと撮影スタッフを調整している」と伝えた。

映画化に対しツイッターでは、「浅薄な“商業主義”ではないか?何卒、n番部屋広報映画でないこと期待する」 「やらないほうがいい。」 「作るなら全ての被害者に許可をもらって作る方がいい」 「n番部屋を…映画化?今?」など、反対する声もあがっている。

「n番部屋」事件の主犯であるチョ・ジュビン容疑者、カンフン容疑者、イ・ウォノ容疑者に続き、ムン・ヒョンウク容疑者まで検挙されている。

韓国の「n番部屋事件」とは?

チャットツール「テレグラム」上で発生した韓国の事件。犯人グループはSNSで女性をだまして性的な写真を入手し、それを元に脅迫する手口でさらにエスカレートした性的搾取画像や映像を送らせたりしていた。画像などは複数の有料チャットルームで共有され、金を払った会員26万人(重複含む)がそれを見ていた。被害者の女性は未成年を含む多数にのぼり、一連の事件で140人が検挙されている。韓国政府は、会員になって閲覧していた者も含む全員を厳正に調査し、処罰する方針だ。

ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。

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