10万円の給付金、オンライン申請に必要なマイナンバーカード。発行のやり方は?【新型コロナ】

1人10万円の特別定額給付金。オンライン申請で必要なマイナンバーカードを新規発行する人が続出し、窓口が連日混雑する自治体も。カードの発行手順は?
マイナンバーカードの作成案内のページ
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地方公共団体情報システム機構

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策で、国民1人につき10万円を給付する特別定額給付金。オンラインで申請できるが、マイナンバーカードが必要だ。発行までの手順をまとめた。

特別定額給付金の申請方法は、

1郵送

2オンライン申請

の二つ。このうち、2のオンライン申請には、マイナンバーカードが必要になる。世帯主が家族全員分を申請することができるので、世帯主以外は、マイナンバーカードがなくてもよい。

■カード発行の手順は?

マイナンバーカードは、プラスチック製のICチップ付きのカード。氏名、住所、生年月日、マイナンバー(個人番号)、本人の写真などが掲載されている。

手元にマイナンバーの「通知カード」と一緒に送られてきた交付申請書がある人は、スマホ、パソコン、郵送、街中の証明写真機で申請できる。

交付申請書を紛失した人は、

・手書き用の交付申請書封筒をダウンロードして郵送で申請する

または

・市区町村の窓口で、交付申請書の再発行をしてもらう

ことが必要だ。

STEP2 受け取り

交付申請をすると、後日自宅に交付通知書(はがき)が届く。交付申請から通常1カ月ほどかかる。

・交付通知書

・通知カード

・本人確認書類

・住民基本台帳カード(持っている人のみ)

を準備して、交付通知書に記載された期限までに自治体の交付窓口に行く。本人確認時に、電子証明書の暗証番号を設定し、カードを交付される。

特別定額給付金をオンラインで申請する場合、カード作成時に設定した暗証番号(英数字6〜16桁)が必要。

この番号を5回間違えるとロックされ、手続きができなくなる。ロックの解除には、住民票のある市区町村窓口でパスワードの再設定が必要だ。

同機構によると、一部の自治体では、マイナンバーカードの新規発行やパスワードの変更、ロック解除などの手続きが集中し、窓口業務に混雑が生じている。

同機構は「できるだけ午前中など混雑時間帯を避け、土日も対応している自治体は土日に手続きをしてほしい」と呼び掛けている

特別定額給付金の申請期間は、市区町村の郵送での受付開始日から3カ月間。

総務省の担当者は「マイナンバーカードの新規申し込みが増えたことで、申請から交付までの通常1か月の期間が延びるかは、今のところ分からない。カードを新しく作成してオンライン申請するのか、郵送で申し込むのか、それぞれの事情に応じて判断してほしい」としている。

総務省は、特別定額給付金のオンライン申請の方法を動画で公開している。

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