秋田犬『わさお』天国へ。「眠りに落ちるように安らかな旅立ち」

飼い主の菊谷忠光さんは「わさおと家族でいられたことを誇りに思うし、感謝しています」とコメントしている。
「わさおプロジェクト」提供
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HuffPost Japan

“ブサカワ”犬として人気を博した秋田犬「わさお」が6月8日、死去した。死因は多臓器不全。推定13歳だった。

捨て犬だったわさおは2007年、青森県鰺ケ沢町で焼きイカ店を営んでいた菊谷節子さん(2017年11月に死去)に保護された。顔まわりの長い毛と小さな目、愛嬌たっぷりの表情がネットやテレビで話題になり、“ブサカワ”として人気を集めた。

2010年には鰺ケ沢町の特別観光大使に任命され、2011年には半生を描いた映画「わさお」も公開。日本テレビ系列の「天才!志村どうぶつ園」にも何度も登場した。

支援団体「わさおプロジェクト」の工藤健代表によると、わさおは4月1日から自力で立ち上がることができなくなり、通院と療養を行なっていた。亡くなる前日の6月7日には食欲や元気もなくなり、最期は「眠りに落ちるかのような安らかな旅立ち」だったという。

飼い主の菊谷忠光さんは「わさおと家族でいられたことを誇りに思うし、感謝しています」とコメントしている。

今後は「偲ぶ会」のようなお別れの場を用意することも検討しているという。

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