『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3週連続放送。映画は“コケる“と思われていた…

「自分の子供たちにも見せてあげたい」「『未来は自分で切り開くもの』というドクのセリフ、大人になってその意味を理解しました」などの声が寄せられているという。
日本テレビ公式サイト
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子どもから大人まで楽しめるSF映画の金字塔「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作が6月12日から3週連続で放送される。

日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」の視聴者リクエスト企画「見たい! 見せたい! 名作映画金曜 “リクエスト” ロードSHOW!」。好評だった第1弾「天使にラブソングを」シリーズに続く第2弾として選ばれた

「自分の子供たちにも見せてあげたい」「『未来は自分で切り開くもの』というドクのセリフ、大人になってその意味を理解しました」などの声が寄せられているという。

1作目の公開から35年。夢中になった当時の子どもたちも、テーマパークのアトラクションで馴染みがあるという子どもたちも、何もかもが初めてという子どもたちも…。テレビの前で楽しんでみては?

見どころは?

高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)と友人の科学者ドク(クリストファー・ロイド)が、乗用車「デロリアン」を改造したタイムマシンに乗って冒険する様子を描いた。

「PART1」はデロリアンに乗って30年前の過去に戻ったマーティが、若き日の両親と遭遇。ひょんなことから、若き日の母親ロレイン(リー・トンプソン)が、未来の息子である自分に一目惚れしてしまう…というストーリーだ。

脚本を手がけたボブ・ゲイル氏が語った2015年のCNNのインタビューによると、当時は周囲から「タイムトラベルものは当たらない」と制作を思いとどまるよう繰り返し忠告されていたという。

しかし、結果は『ロッキー4』をしのぎ、日本の洋画の配給収入年間1位を記録。シリーズを追うごとにヒットを重ね、35年の時を経た現在もミュージカル版が制作されるなど、世代を超えて愛される作品となった。制作陣は続編を否定しているが、今もなお続編を望む声は大きい。

インタビューの中で、ゲイル氏は「(映画の成功で)タイムトラベルものの基準が確立された。映画会社がこれらのジャンルの制作をためらわなくなった」と自負している。

今回放送されるのは、マーティ役を声優の山寺宏一さんが務めたバージョンで、地上波での登場は初めてという。

「PART2」の舞台は2015年

6月19日に放送予定の「PART2」の舞台は2015年。マーティが30年後の未来へとタイムスリップする。公開された1989年に映画が予想していた未来の描写から、実現したものや実現していないものを探すのも、今ならではの楽しみ方。

・指紋認証のドア、決済
・ゴーグル型のウェアラブル端末
・テレビ電話、テレビ会議/テレワーク
・スクリーン状のTVディスプレイ
・音声で作動する機器

など、実現しているものもあるが、「デロリアン」や「ホバーボード」(空飛ぶスケボー)は残念ながらまだこれからだ。

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