コロナ禍、家に居ながらできる「難民支援」がある。MIYAVIさんと長野智子さんがパーソナリティでYouTubeライブ配信へ

世界難民の日の6月20日、17時から。水原希子さん、LUNA SEAら難民支援に賛同するアーティストが参加予定だ。
UNHCR WILL2LIVE Music2020
UNHCR WILL2LIVE Music2020
国連UNHCR協会

「世界難民の日」の6月20日、国連UNHCR協会が、KREVAさん、LUNA SEAら難民支援に賛同するアーティストを迎えてYouTubeライブを配信する。世界の難民・避難民を新型コロナから守るための支援を呼びかける「UNHCR WILL2LIVEムーブメント2020」の一環として実施されるものだ。

パーソナリティは、UNHCR親善大使のMIYAVIさんと国連UNHCR協会報道ディレクターでハフポスト日本版編集主幹の長野智子さんが務める。音楽パフォーマンスやトークを通じて、難民を新型コロナから守るための支援を呼びかけるという。水原希子さんなど、伊勢谷友介さんらもメッセージを寄せる形で参加予定だ。

新型コロナは、元々弱い立場にいる人たちを更に苦しい状況に追いやっている。

紛争や迫害などによって母国を追われた難民の状況は深刻で、ただでさえ衛生面などで課題も多い世界各地の「難民キャンプ」では、人の密集による感染拡大が心配される。

パーソナリティを務める長野さんは企画の意図について「こんな今だからこそ、同じ不安と闘う人たちの状況を『想像』したり『知る』ことができるのではないか」と語る。

音楽という入り口から、難民の存在や苦境について知り、思いを馳せる。それは家に居ながらにしてできる「支援」の一歩とも言えるかもしれない。

ライブ配信は6月20日(土)の17時から。

世界難民の日 特別配信 UNHCR WILL2LIVE Music 2020

■日時:2020年6月20日(土) 17時~18時半(予定)

■メインパーソナリティ―: MIYAVI(UNHCR親善大使)|長野智子(国連UNHCR協会報道ディレクター)

■ゲスト: KREVA、LUNA SEA、RHYMESTER(アルファベット順)

■メッセージゲスト: 綾小路 翔(氣志團)、伊勢谷 友介(株式会社リバースプロジェクト代表)、亀田 誠治、水原 希子、SKY-HI ほか (アルファベット順)

■視聴URL:https://youtu.be/M-SnA9a1F2s

■チャンネルURL: https://www.youtube.com/channel/UCXvq0-WSnBaMSpfcUMzzt3A

※視聴は無料。アーカイブ視聴は8月31日まで

また、国連UNHCR協会では、上記のライブ配信に加えて、映画を観ることによって難民支援をする取り組みとして「募金つきオンラインシアター UNHCR WILL2LIVE Cinema 2020」を実施する

難民問題を取り上げた6つの作品が2000円で見放題。さらに、プラスで募金を上乗せする3000円、5000円のプランも用意されている。申し込み期間は6月20日8時〜8月29日23時。

UNHCR WILL2LIVE Cinema 2020
UNHCR WILL2LIVE Cinema 2020
国連UNHCR協会

「UNHCR WILL2LIVEムーブメント2020」に向けた長野智子さんのコメントは以下。

もともと五輪イヤーの世界難民の日(6月20日)に、リオ五輪に続いて2度目の五輪出場となる難民選手団を迎えてライブイベントを行う予定でした。しかし、新型コロナウイルスのため五輪が延期になり、今、難民選手たちが生活している地域でも新型コロナ感染拡大との闘いが起きています。

密を避けられない難民キャンプでの感染拡大は深刻で、すでにロヒンギャ難民キャンプでもコロナ感染が起きています。きれいな水や石けんが不足している難民キャンプでは現地で必死の支援活動が行われています。

未知のウイルスの不安は国境に関係なく、私たちすべてが共有している問題です。日本もコロナ禍で「世界とつながること」が少なくなっていますが、そんな今だからこそ、同じ不安と闘う人たちの状況を「想像」したり「知る」ことができるのではないか。そんな想いに賛同してくださったアーティストたちが、それぞれのメッセージを胸にライブイベントに参加してくださいます。また難民のことを知ることのできる映画配信イベントも同時に開催します。

コロナ感染と闘う難民の方たちに送る、日本から応援と支援のメッセージに、ぜひたくさんの方も「観て聴く支援」で参加していただければ嬉しいです。

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