コロナ禍で「やる気おきない」「心がおかしく...」。厚労省がメンタルヘルスの全国調査へ

新型コロナに関して、厚労省が大規模なメンタルヘルスの調査するのは初めてという。

厚労省は、コロナ禍における国民の心の負担や、不調を訴える人たちがどのぐらいいるのかなどを把握するため、メンタルヘルスの全国調査を初めて実施する。

厚労省が7月27日、ハフポスト日本版の取材に明らかにした。

厚労省によると、調査は1万人規模で、9月ごろにインターネット上で実施。新型コロナウイルスの感染者数が増加した4、5月といった時期の心の状態やストレスなどについて尋ねるという。

結果は、各都道府県の精神保健福祉センターで実施している相談業務などに役立てる狙い。

外出自粛や、コロナによる新しい生活様式を強いられているストレスから、うつ病など心に不調をきたすことが懸念されている。「コロナうつ」「コロナ疲れ」という言葉も生まれた。

精神保健福祉センターへの相談件数も急増。2月7日〜3月31日までの約2カ月で計1742件だったのに対して、4月は4946件、5月は4761件と大幅に伸びた。「感染しないか不安」「うつ状態で、やる気がおきない」「コロナウイルスの報道ばかりで気が滅入る」「不安で心がおかしくなりそう」といった相談が寄せられていた。

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