寺内健選手、新型コロナに感染。東京オリンピック代表、2種目飛び込みで内定

寺内さんは、練習以外の時間は外出は最低限に留めていたという。

東京オリンピックの代表に内定している飛び込み男子の寺内健さんが新型コロナウイルスに感染したことが分かった。所属先のミキハウスが8月3日に発表した

寺内さんは7月31日にPCR検査を受け、翌8月1日に陽性と判定されたという。

インタビューに答える飛び込み男子の寺内健(ミキハウス)=2020年2月19日、東京都千代田区
インタビューに答える飛び込み男子の寺内健(ミキハウス)=2020年2月19日、東京都千代田区
時事通信社

ミキハウスは公式サイトで寺内さんが新型コロナウイルス感染に至るまでの経緯を詳細に報告。

それによると、7月24日の練習後に会った知人が29日にPCR検査を受け、翌30日に陽性判定を受けたため、濃厚接触者として、寺内さんは31日にPCR検査を受けたという。

その後、8月1日にPCR検査で陽性と判定され、翌2日に入院。現在は発熱の症状のほか、味覚と嗅覚にも異常があるという。

寺内さんの直近2週間の行動履歴を確認したところ、練習以外の時間は外出は最低限に留めていたという。

ミキハウスは、「日本水泳連盟には陽性反応が出たことを報告しております」と説明した上で、「今後は、保健所の協力を仰ぎながら、新型コロナウイルス感染症対策を強化し、感染拡大防止に全力を尽くしてまいります」としている。

寺内選手は兵庫県宝塚市出身の39歳。

これまでオリンピックには5回にわたって出場し、来年開催が予定されている東京オリンピックでは、男子板飛び込みとシンクロ板飛び込みの2種目で代表に内定している。

注目記事