「悔しくて、寂しくて」西川貴教さんの三浦春馬さんへの思いが胸を打つ。映画『天外者』が12月公開

三浦さん主演の映画『天外者』の公開が決定。西川さんは訃報があった日、「なぁ、俺ら一緒に撮った映画どうすんだよ…」と投稿していた。
『天外者』に出演する西川貴教さん
『天外者』に出演する西川貴教さん
©️2020 「五代友厚」製作委員会

亡くなった俳優の三浦春馬さんが主演する映画『天外者』(てんがらもん)が12月11日に公開される。映画に出演する歌手の西川貴教さんが9月24日、Twitterに三浦さんへの思いを投稿し、多くの人の胸を打っている。

西川さんは『天外者』への出演を報告するオフィシャルファンクラブの投稿をリツイート。発表は「心の底から嬉しい」としつつ「そこに春馬がいないことが悔しくて、寂しくて仕方ありません」と複雑な心境を明かした。「スタッフ、キャスト全員で紡いだ作品の全てを、春馬と一緒にしっかりと皆様に届けて参りたいと思います」としている。

西川さんは三浦さんが亡くなった7月18日の夜、Twitterに「なぁ、俺ら一緒に撮った映画どうすんだよ…まだ公開日も決まってないのに…」と投稿。4万リツイート以上され、映画の内容や公開時期などが注目を集めていた。

『天外者』は、薩摩藩士から明治政府役人を経て実業家となり、大阪商工会議所などを設立した五代友厚をめぐる青春群像劇。坂本龍馬役として三浦翔平さん、伊藤博文役として森永悠希さんなどが出演し、西川さんは三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎を演じる。

映画の公開決定を伝えるリリースで西川さんは「春馬、翔平、森永くんをはじめキャスト全員で作品を生き抜いた時間は、かけがえのない瞬間でした」などと振り返っている。

■リリースでの西川さんのコメント全文

近代日本の経済の礎を築いた岩崎弥太郎を演じさせていただいたことを心から誇りに思います。これまでにも数々の名優の皆さんが演られてきましたが、自分なりの弥太郎像を模索し撮影に挑みました。

かつら作りから、着物の着付け、土佐弁や武士としての所作など緊張の毎日でしたが、春馬、翔平、森永くんをはじめキャスト全員で作品を生き抜いた時間は、かけがえのない瞬間でした。

この映画は現代の日本に生きる我々一人一人に、何を成すべきかを問いかけ続けています。日本のみならず、世界中が大きな変化を求められている今だからこそ観ていただきたい作品です。是非劇場にお越し下さい。

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