小林麻耶さん、SNSでの誹謗中傷「本当にやめて」と訴える。過去に「まだ乳がんにならないの?」と辛辣な言葉も

「まだ生きてるの?」...妹の小林麻央さんが亡くなった直後にも浴びせられた中傷の言葉。「本当、死にたいなと思ったくらい、それくらい(自分を)追い詰める」などと自身の経験を語った。

10月1日のTBS系の朝の情報番組『グッとラック!』に出演した小林麻耶さんが、SNSでの誹謗中傷について「本当にやめてほしい」などと根絶を訴えた。

番組では、実業家の堀江貴文さんとある餃子店の間でマスクの着用をめぐり起きたトラブルで、その後餃子店にSNSで営業妨害や誹謗中傷するコメントが多数寄せられたことを取り上げ、そこからSNSでの誹謗中傷について議論が発展。

その際の小林さんのコメントに反響が寄せられている。

小林麻耶さん
小林麻耶さん
時事通信社

小林さんは、2017年に妹の真央さんががんで亡くなった後も自身の元に中傷コメントが寄せられていたことを明かし、「一人一人がSNSで大きな影響力を持っているということをすごく分かってほしい」などと訴えた。

誹謗中傷(がきっかけ)で亡くなられた方がいて、そうやって「死ね」とか言っちゃいけませんよとか、そういう言葉を本当に良くないですよと言われているのにも関わらず、そのようなニュースがあった後にも、私のところに今度は「まだ生きてるのか」「まだ乳がんにならないのか」と言葉を変えて表現をするんですよ。

「死ね」(という言葉)がダメだったら今度はそういう言葉で返してくるっていう...本当にいけないことだと思うんですよね。

続けて、同じくコメンテーターとして出演している高橋知典弁護士が、SNSで誹謗中傷を受けている時には「応援」のメッセージが届きにくいという点について指摘。

すると小林さんは、これについて、以下のように発言した。

いま私は妹が亡くなって3年経って、「死ね」と言われても「まだ生きてるの」と言われても頑張って生きようって、生きる努力をしようと思えるようになったんですけど、やっぱり妹が亡くなった直後にそういう言葉を浴びせられた時、自分が辛い時にそれを読んだ時に、どれくらい人の気持ちを(考えられているのか)...。

本当に死にたいなと思ってしまったくらい、それくらい追い詰めることができるんですよね。たった1人の言葉で。

だから、本当にやめてほしいし、応援してくれる言葉が力になるので、みんなでポジティブな言葉を広めていきたいなと思いました。

視聴者からはTwitterで「小林さんのコメントに涙が出た」「そんなひどい言葉を当時投げ掛けられていたなんて知らなかった」「とても共感した」「ポジティブな言葉を広めていきたいって考え素敵だなと思った」などと多くの意見が寄せられ、多くの反響があった。

たとえ相手が匿名で投稿していたとしても、SNSなどネット上で誹謗中傷などを受けた場合には、被害者は法的措置を取ることができる。

SNS上で誹謗中傷を受けた場合、法的な責任追及の手段として、名誉毀損罪や侮辱罪などの刑事罰と損害賠償請求を求める民事訴訟がある。

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