「Ladies and Gentlemen」欧米はどう言い換えてる?JALも使用を廃止

既に使用をやめた海外の航空会社や交通機関を例に紹介します。
機内アナウンスのイメージ
機内アナウンスのイメージ
Vajirawich Wongpuvarak via Getty Images

“ladies and gentlemen”

機内アナウンスやスピーチといった場の英語の呼びかけとして、定番とされてきたフレーズ。多様なジェンダーへの配慮から使用を控える動きが広がっている。

10月1日から、日本航空(JAL)が空港や機内のアナウンスで用いるのをやめた

NHKによると、代わりに“attention, all passengers”や“good morning, everyone”に言い換えるという。

欧米では“ladies and gentlemen”を何と言い換えているのか。使用をやめた前例を元に紹介する。

JALに先立って、2019年10月に機内アナウンスや乗務員あいさつでの使用をやめたカナダ航空。

CTVニュースによると、ジェンダーに言及するのをやめて、英語やフランス語で「皆さま」という意味の“everybody”“tout le monde”といった単語を、代わりに使うようにしたという。

イギリスの格安航空easyJetも、2019年末に使用をやめた。

インディペンデントによると、代わりに“welcome everyone”(皆さまようこそ)といったフレーズで代用しているという。

アメリカ・ニューヨークの地下鉄やバスでも、2017年にこの伝統的な呼びかけをやめている。

地元のニュース社PIX11によると、代わりに用いられたのは、“passengers”や“riders”(乗客の方々)“everyone”(皆さま)といった呼びかけ。

ロンドン交通局は、その一足先にやめた。BBCによると、地下鉄などで働く職員は、代わりに“hello everyone”(皆さまこんにちは)といったあいさつをするよう指導されているという。

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